2020年12月08日
東京国道事務所
工事発注において、予定価格超過や入札参加者がいないことなどを理由として、入札のとりやめや不調が予測される工事について不調不落対策を試行しております。
今回発注する「R2池袋六ツ又陸橋交差点改良工事」については、「公募型指名競争入札方式(総合評価落札方式)」、「見積活用方式」の試行とともに、安全費について標準的な積算と実勢価格に乖離が生じていることが予想されるため、その妥当性を確認のうえ、以下の対策を試行します。
(1)「公募型指名競争入札方式(総合評価落札方式)」
競争参加者が少数と見込まれ、技術難易度が比較的低い工事について対象工事ごとに技術資料収集に係る公示資料の交付を受けて、競争参加希望者が参加表明確認申請書及び技術資料(参加要件は企業のみとして技術者要件を求めない。)を提出し、指名基準による選定を行い、指名された競争参加希望者により総合評価落札方式で落札者を決定するものです。
なお、総合評価は、災害活動実績を加算点としています。
(2)「見積活用方式」
本工事は、交通量の多い交差点部であり、規制を伴う分割施工となることが予想されるため、作業効率の低下が懸念されます。このため、入札者から見積の提出を求め、その価格の妥当性を検証のうえ、予定価格に反映する「見積活用方式」を試行します。
見積を求める工種は、標準的な積算と乖離が予定される工種より選定しています。
(3)「間接工事費実績変更方式」
本工事は、安全費において、標準的な積算と実勢価格に乖離が生じることが予想されるため、その妥当性を確認のうえ実績により共通仮設費(率分)を変更する「間接工事費実績変更方式」を試行します。
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