2020年07月14日
相武国道事務所
昨今、工事発注において予定価格超過や入札参加者がいないことなどを理由として、入札の取り止めや不調が予想される工事について、不調・不落対策を試行しております。
今回発注する「R1国道16号・20号相武国道管内気象観測設備他更新工事」については、標準的な積算と実勢価格に乖離が生じることが予想されることから、「材料(機器)単価の公表」、「施工箇所が点在する積算方法」、「配置予定技術者の専任を要しない期間の設定」を行うほか「若手技術者活用評価型」の試行を行います。
(1)「材料(機器)単価の公表」
本工事は、気象観測設備における機器単体費について、歩掛見積参考資料に提示する試行を行います。
(2)「施工箇所が点在する積算方法」
本工事は、施工箇所が点在することから、建設機械を運搬する費用や交通規制等がそれぞれの箇所で発生するなど、積算額と実際にかかる費用に乖離が考えられることから、工事箇所毎に共通仮設費、現場管理費の算出を行う「施工箇所が点在する積算方法」を採用します。
(3)「配置予定技術者の専任を要しない期間」
本工事は、気象観測設備の機器製作を要する工事であるため、機器製作期間中については、競争参加資格確認申請書の配置予定の主任(監理)技術者予定技術者の専任を要しない期間を設定した工事となります。
専任配置予定は令和3年2月1日(月)以降のみ求めるものです。
(4)「若手技術者活用評価型」
本工事は、企業における35歳以下の若手技術者を積極的に現場に配置し、技術力の向上並びに、ベテラン技術者からの技術伝承を促し、若手の育成環境を確保するため、積極的な若手技術者を専任で配置する場合と、専任で配置する若手技術者の保有資格について高く評価する試行を行います。