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記者発表資料

2021年07月30日

  • 【第2弾】関東道路メンテナンスセンター発注『R3秩父橋橋梁補修工事』にて「公募型指名競争入札方式(総合評価落札方式)」「地域外からの労働者確保に要する間接費の設計変更」「見積活用方式」「余裕期間制度」「難工事指定」を試行します。

    関東道路メンテナンスセンター

     昨今、工事発注において予定価格超過や入札参加者がいないことなどを理由として、入札のとりやめや不調が予測される工事について不調・不落対策を試行しております。
     今回発注する「R3秩父橋橋梁補修工事」は、標準的な積算と実勢価格に乖離が生じることが予想されるため、以下の(1)(2)(3)(4)(5)を試行します。
     今回発注する「R3秩父橋橋梁補修工事」は、埼玉県秩父市内の市道に架かる秩父橋で、国による修繕代行事業により上部工の補修工事を実施するものです。
     なお、河川管理者との河川協議済みです。

    (1)「公募型指名競争入札方式(総合評価落札方式)」
     競争参加者が少数と見込まれる対象工事ごとに技術資料収集に係る公示資料の交付を受けて、競争参加希望者が参加表明確認申請書及び技術資料(参加要件は企業のみとして技術者要件を求めない。)を提出し、指名基準による選定を行い、指名された競争参加希望者により総合評価落札方式で落札者を決定するものです。
     なお、総合評価は、災害活動実績を加算点としています。
    (2)「地域外からの労働者確保に要する間接費の設計変更」
     本地域では、地域外からの労働者の確保が必要になる事も予想され、その場合は、宿泊費や労働者の赴任手当など標準積算と実際に係る費用に乖離が考えられるため、共通仮設費及び現場管理費の対象項目について、その妥当性を確認の上、実績変更することを試行します。
    (3)「見積活用方式」
     本工事では、アーチ橋部分での狭隘な作業帯内で橋梁補修を施工する工事のため、作業効率が低下することが懸念されます。このため入札者から見積の提出を求め、その価格の妥当性を検証のうえ、予定価格に反映する「見積活用方式」を試行します。見積を求める工種は、標準的な積算と乖離が予想される工種より選定しています。
    (4)「余裕期間制度(フレックス)」
     受注者の円滑な工事施工体制の確保を図るため、事前に建設資材、労働者確保の準備を行うことができる余裕期間を設定する制度です。
    (5)「難工事指定」
     本工事は、工事を適切に完成させた場合、その後の発注工事における総合評価項目「難工事施工実績評価対象工事(試行)」を加点対象とする「難工事指定」を採用します。

  • 別紙・参考資料

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