2021年06月11日
関東道路メンテナンスセンター
国土交通省では、センシング技術(走行映像、3D点群)を活用したインフラ管理技術の構築や生産性向上に向けた技術実装を推進させるため、トンネル内や高架下などの衛星信号不感区間でも測位可能な技術についての技術公募を実施し、今般、検証結果を取りまとめましたので公表します。
公募には7社、9件の応募があり、提案された技術は令和2年度に現場フィールドにて技術検証を行い、測位精度等を確認しました。
技術検証の結果、衛星受信不感区間においても、道路巡回での位置情報等の確認が可能となる測位がリアルタイムに実施できることが確認されました。応募技術の中には、高い精度を達成するものも存在し、また、汎用機器(スマホ等)にて利用可能な技術もありました。なお、精度向上に向けた課題等も確認され、今般結果を公表することにより今後開発が進み、より安価に道路巡回・構造物点検に適用できる測位技術の実装が期待されます。
1.公募技術
対象技術I:GNSS衛星信号が受信できないもしくは測位精度が著しく低下する高架下等で高精度測位可能な技術
対象技術II:GNSS衛星信号が受信できないトンネル内(閉断面)等で高精度測位可能な技術
2.公募期間
令和2年9月30日(水)から令和2年10月27日(火)
3.技術検証結果
※下記URLにて公表しています。
https://www.ktr.mlit.go.jp/rd_mainte/rd_mainte_index007.html