2020年09月30日
関東道路メンテナンスセンター
国土交通省では、社会資本の老朽化対策において新技術等の積極的な活用に取り組んでいます。
走行映像や三次元点群データ等のセンシングデータをインフラの維持管理に活用するには、位置情報を正確に図る(測位)技術との組合せが求められます。しかし、トンネル内部や高架下部等の衛星受信不感区間において、従来技術(慣性計測装置、走行距離積算計等)では正確な測位が困難な場合があります。
このため現在、技術開発されている衛星受信不感区間の測位技術のインフラ維持管理分野への適応性を検証するために公募を行います。
1.公募対象技術
次の対象技術I又はIIの技術を公募します。提案された技術は令和2年度に現場実証もしくは研究フィールドで試行し、今後、インフラ維持管理での導入を促進します。
対象技術I: GNSS衛星信号が受信できないもしくは測位精度が著しく低下する高架下等で高精度測位可能な技術
対象技術II: GNSS衛星信号が受信できないトンネル内(閉断面)等で高精度測位可能な技術
2.主な要件
・募集対象者は、民間企業(ベンチャー企業を含む)・大学・研究機関等の他、建設業者からも広く募集するもので、個社やコンソーシアムによる参加も可能としています。
・試行を通じて実用化の確認ができる技術を募集しています。
3.公募スケジュール
令和2年9月30日(水)公募開始
令和2年10月27日(火)公募締切
令和2年11月下旬(予定)審査結果公表・通知
※本公募に関する詳細は、下記の関東道路メンテナンスセンターのHPに掲載しております。
https://www.ktr.mlit.go.jp/rd_mainte/rd_mainte_index007.html