2020年07月01日
鬼怒川ダム統合管理事務所
昨今、工事発注において予定価格超過や入札参加者がいないことなどを理由として、入札のとりやめや不調が予想される工事について不調・不落対策を試行しております。
今回発注する「R2鬼怒ダム電源設備工事」は、標準的な積算と実勢価格に乖離が生じることが予想されることから、見積活用方式・機器単体費の提示の試行を行うほか、予定技術者の配置を要しない期間を設定します。
(1)「見積活用方式」
本工事は、電源設備工(直流電源設備設置工、直流電源設備撤去工、無停電電源設備撤去工)において、標準的な積算と実勢価格に乖離が生じることが予想されるため、入札参加者から見積の提出を求め、その価格の妥当性を検証のうえ、予定価格に反映する「見積活用方式」を試行します。
(2)「機器単体費の提示」
本工事は、直流電源設備に係わる機器単体費を歩掛見積参考資料に提示する試行を行います。
(3)「余裕期間制度(フレックス方式)の活用」
本工事は、受注者が工事の始期と終期を設定することが出来る工事(余裕期間制度(フレックス方式))であり、契約締結日の翌日から工事の始期までの間は、主任技術者の配置を要しないこととします。
(4)「主任技術者の専任要件について」
本工事は、建設業法に基づく、主任技術者の専任を必要としません。
(5)「地域防災担い手確保型」
企業における防災に関わる取り組み姿勢・活動実績について高く評価する試行を行います。