2020年11月09日
川崎国道事務所
工事発注において、入札参加者がいないことなどを理由として、入札・契約手続きのとりやめが予測される工事について、不調不落対策を試行しています。
今回発注する「R2国道15号川崎地区外舗装その他工事」については、『公募型指名競争入札方式(総合評価落札方式)』『見積活用方式』『間接工事費実績変更方式』『余裕期間制度(フレックス)』を試行します。
(1)公募型指名競争入札方式(総合評価落札方式)
競争参加者が少数と見込まれ、技術難易度が比較的低い工事について対象工事ごとに技術資料収集に係る公示資料の交付を受けて、競争参加希望者が参加表明確認申請書及び技術資料(参加要件は企業のみとして技術者要件を求めない。)を提出し、指名基準による選定を行い、指名された競争参加希望者により総合評価落札方式で落札者を決定するものです。
なお、総合評価は、災害活動実績を加算点としています。
(2)見積活用方式
本工事は、国道15号の市街地部であり、沿道に商業施設や住宅などが連担する地域での施工となるため、作業効率が低下することが懸念されます。
このため、入札者から見積の提出を求め、その価格の妥当性を検証の上、予定価格に反映する「見積活用方式」を採用します。
見積を求める工種は,標準的な積算と乖離が予想される工種より選定しています。
(3)間接工事費実績変更方式
「安全費」において、標準的な積算と実勢価格に乖離が予想されるため、その妥当性を確認の上、実績により共通仮設費(率分)を変更する「間接工事費実績変更方式」を試行します。
(4)余裕期間制度(フレックス)
受注者の円滑な工事施工体制の確保を図るため、事前に建設資材、労働者確保等の準備を行うことができる余裕期間を設定する制度です。