2021年01月19日
千葉国道事務所
昨今、工事発注において予定価格超過や入札参加者がいないことなどを理由として、入札のとりやめや不調が予想される工事について不調・不落対策を試行しております。
今回発注する「R2国道14号千葉西警察署入口交差点改良舗装工事」については、「公募型指名競争入札方式(総合評価落札方式)」、「日当たり作業量の補正」、「間接工事費実績変更方式」、「大都市補正」等を実施します。
(1)「公募型指名競争入札方式(総合評価落札方式)」
競争参加者が少数と見込まれ、技術難易度が比較的低い工事について対象工事ごとに技術資料収集に係る公示資料の交付を受けて、競争参加希望者が参加表明確認申請書及び技術資料(参加要件は企業のみとして技術者要件を求めない。)を提出し、指名基準による選定を行い、指名された競争参加希望者により総合評価落札方式で落札者を決定するものです。なお、総合評価は、災害活動実績を加算点としています。
(2)「日当たり作業量の補正」
本工事は、直接工事費のうち、現場条件等により作業効率が低下し、標準積算と施工実態の乖離が大きいと考えられる歩掛かりについて、日当たり作業量の補正を実施します。
(3)「間接工事費実績変更方式」
本工事は、「安全費」、「運搬費」において、標準的な積算と実勢価格に乖離が生じることが予想されるため、その妥当性を確認のうえ実績により共通仮設費(率分)を変更する「間接工事費実績変更方式」を試行します。
(4)「大都市補正」
本工事施工箇所は、市街地であり店舗や住宅が連担してるため安全管理に係る費用や、建設機械等の仮置きヤード等の確保が困難であり、現場から離れた箇所への日々回送、現場事務所等に係る土地・建物の借り上げなど、費用が多大になっていることから、共通仮設費と現場管理費を補正する「大都市補正」を採用します。
(5)「余裕期間制度」
契約期間内であるが、工期外であるため、受注者は監理技術者等の配置が不要であり、工事に着手してはならない期間のことです。工事着手以外の工事のための準備は、受注者の裁量で行うことが出来るため、事前に建設資材、労働者確保等の準備を行うことができる制度です。
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