2021年12月05日
荒川上流河川事務所
12月2日荒川左岸39.2キロメートル付近大久保浄水場取水口で環境基準値(0.02mg/L)以下のジクロロメタンが観測され、埼玉県で荒川広域採水調査を行った結果、12月4日川越市の入間川支川麦生川で環境基準を超えるジクロロメタンが検出されました。荒川上流河川事務所では、ジクロロメタンの流出に備え必要な資機材の確保や人員の配置、連絡体制を構築するとともに、引き続き情報収集を行い注意体制を継続します。
1.事故概要
・通報場所
埼玉県大久保浄水場(さいたま市桜区)取水口
・通報日時
令和3年12月2日15時頃
・事象
ジクロロメタンの検出
・原因
調査中
2.事故対応状況
・12月2日15時頃
大久保浄水場取水口(さいたま市桜区)で環境基準値以下のジクロロメタン検出。
・12月3日
川越市及び埼玉県が上流部の水質調査を実施
・12月3日12時頃
川越市による古谷樋管における検査結果で環境基準値を超える0.68mg/Lのジクロロメタンを検出。
・12月5日
川越市では原因調査および、八幡川笹原門樋において、活性炭による流出防止措置を実施。
3.今後の対応
・川越市が排出原因調査を実施中。
・埼玉県では監視および情報の収集を継続します。
・今後、水質状況や周辺環境について、適時、情報提供を行ってまいります。
4.参考情報
・ジクロロメタンは荒川に流入していますが、濃度は環境基準値以下です。
・埼玉県の調査結果より、荒川のジクロロメタン濃度は低下傾向にあります。
・流出物質・流出事故内容に関するお問い合わせは埼玉県環境部水環境課(電話048-830-3081)へお願いします。
・流出物質に関するお問い合わせは川越市環境対策課(電話049-224-5894)へお願いします。