2020年12月11日
荒川上流河川事務所
昨今、工事発注において予定価格超過や入札参加者がいないことなどを理由として、入札のとりやめや不調が予測される工事について不調・不落対策を試行しております。
今回発注する「R2荒川上流河川事務所庁舎建築改修その他工事」は、受注者の円滑な工事施工体制の確保を図るため、下記の(1)及び(2)を採用します。
(1)「公募型指名競争入札方式(総合評価落札方式・実績評価型)」
競争参加者が少数と見込まれるとともに技術的難易度が比較的低い工事において試行するものです。
特徴は次のとおりです、公共工事の実績のない企業でも参加しやすい方式となっています。
1)競争参加時に配置予定技術者の申請は不要です。
(参加要件として配置予定技術者の工事経験の設定はありません)
2)総合評価における加算点の評価対象は、企業の同種工事の施工実績(民間工事を含む)と災害活動実績のみです。
3)過去の工事成績や表彰実績、配置予定技術者の技術力は評価対象としません。
(2)「余裕期間制度」
契約期間内であるが、工期外であるため、受注者は監理技術者等の配置が不要であり、工事に着手してはならない期間のことです。
工事着手以外の工事のための準備は、受注者の裁量で行うことが出来るため、事前に建設資材、労働者確保等の準備を行うことができる制度です。