桜川は水戸市と笠間市の市境、朝房山に源を発する全長19qの一級河川です。上流は緑豊かな中を流れ、沢渡川や逆川などの支川を合流した後、下流は水戸駅前の市街地を流れ、那珂川に合流します。沿川には偕楽園や千波湖(千波公園)などもあって、市民や観光客にとって貴重な憩いの場となっています。
桜川中流部河和田八景「膳棚の帰魚」 水戸市文化財指定
桜川清流ルネッサンスUの計画に基づき、千波湖下流の桜川直轄区域において、市民や観光客が水辺に親しめる親水拠点や安全に水辺を散策できる遊歩道の整備を行います。
桜川の水質は、流域の下水道整備などの努力により徐々に改善されてはきていて、最近ではサケの遡上・産卵が確認されています。 しかし、環境基準をまだ達成できていないことや、千波湖や桜川下流で夏場にアオコの発生が見られるなど、まだまだ改善すべき点は多くあります。このような状況をふまえ、流域住民及び関係機関が協力して水環境改善に取り組む、「第二期水環境改善緊急行動計画(桜川清流ルネッサンスU)がスタートしました。
「桜川清流ルネッサンスU」は、下水道の整備や親水空間・遊歩道の整備など、流域住民の皆さんと協力した総合的な対策で、桜川に清らかな水辺を取り戻すための行動計画です。