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利水の状況
 

利水の状況 河川の基礎データ

   
 

◇久慈川の利水の歴史

 江戸時代の初期、久慈川が水戸藩の領地に組み入れられてから久慈川の利水は始まりました。それまでも久慈川の沿岸では小さな堰やため池がありましたが、夏場の水不足は深刻で干ばつに襲われることもありました。水戸藩は農民の困窮を救うために土木技術に秀でていた永田茂衛門、勘衛門父子にかんがい用の堰工事にあたらせました。

 永田父子により建設された久慈川の辰ノ口堰、岩崎堰、舟生堰、小貫堰、里川の田渡堰、里野宮堰などは、現在でも農地のかんがい用水に利用されています。

◇久慈川の利水の現況

 久慈川は、かんがい用水・上水道用水・工業用水の水源として利用されています。 (平成22年3月31日現在)

 
目的別

件数

上水道

工業用水

かんがい用水

合計

23


辰ノ口堰

◇那珂川の利水の歴史

 那珂川で水戸藩が行った水利事業として、小場江堰、備前堀があります。
備前堀は、伊奈備前守忠次により、千波湖から水を引いて那珂川右岸一帯の水田のかんがいに利用されるようになりました。
小場江堰は、久慈川で多くの堰の建設に携わった永田父子により那珂川左岸の水田などをかんがいするために造られました。

 どちらの堰も、現在でも農地のかんがい用水に利用されています。

◇那珂川の利水の現況

那珂川は、かんがい用水・上水道用水・工業用水の水源として利用されています。

目的別

件数

上水道

工業用水

かんがい用水

20

合計

29


小場江堰

◇久慈川・那珂川の主要な渇水

 久慈川流域、那珂川流域では、4月下旬〜5月上旬に渇水による河川流量の減少により、海水が(塩分)が遡上し、水道用水や農業用水の取水が一時停止するなどの影響を受けました。

年/状況 期間 対応
昭和59年 5〜6月 緊急暫定取水(里川堰土地改良区)
昭和62年 4〜5月 有効利用及び節水協力
平成2年 8月 有効利用及び節水協力
平成3年 4〜5月 有効利用及び節水協力
平成5年 4〜5月 有効利用及び節水協力
平成6年 4〜5月 有効利用及び節水協力
平成8年 4〜5月 有効利用及び節水協力
平成9年 4〜5月 有効利用及び節水協力

◇節水にご協力を