◇久慈川の利水の歴史
江戸時代の初期、久慈川が水戸藩の領地に組み入れられてから久慈川の利水は始まりました。それまでも久慈川の沿岸では小さな堰やため池がありましたが、夏場の水不足は深刻で干ばつに襲われることもありました。水戸藩は農民の困窮を救うために土木技術に秀でていた永田茂衛門、勘衛門父子にかんがい用の堰工事にあたらせました。
永田父子により建設された久慈川の辰ノ口堰、岩崎堰、舟生堰、小貫堰、里川の田渡堰、里野宮堰などは、現在でも農地のかんがい用水に利用されています。
◇久慈川の利水の現況
久慈川は、かんがい用水・上水道用水・工業用水の水源として利用されています。 (平成22年3月31日現在) |