久慈川、那珂川に係る浸水想定区域を指定・公表しました。

〜洪水による浸水の危険性の認識と「いざ」というときの準備のために〜

1. 久慈川、那珂川が破堤した場合の浸水想定区域及び水深を示した「久慈川、那珂川に係る浸水想定区域図」を平成18年7月6日に指定・公表し、関係市町村へ通知しました。
   　この「浸水想定区域図」は水防法第14条の第1項の規定並びに同条第3項の規定に基づくもので、洪水予報指定河川である久慈川、那珂川及び水位情報周知河川である久慈川支川の里川、山田川、那珂川支川の藤井川、桜川、涸沼川において計画で想定している洪水が発生したときに被害が想定される沿川地域を対象として、万が一破堤した場合の浸水想定区域及び水深を示しています。
   　また、今回の浸水想定区域に含まれる関係市町村は、久慈川沿川の5市町村、那珂川沿川の11市町村となります。
2. 詳細について知りたい方は、以下のボタンをクリックして下さい。また、この浸水想定区域図は、国土交通省関東地方整備局河川部河川計画課及び国土交通省常陸河川国道事務所でも縦覧が出来ます。

	那珂川の浸水想定区域について 茨城県区間 栃木県区間 久慈川の浸水想定区域について

3. 今後、関係市区と連携して、「洪水ハザードマップ」の作成を進めます。
   　水防法においては、浸水想定区域の指定・通知を受けた関係市町村が住民に対して、洪水予報の伝達方法や避難場所等の周知をおこなうことを求めています。
   　このため、関係市町村は「洪水ハザードマップ」(浸水想定区域図に避難場所等を記載したマップ)等を作成し、洪水時の避難場所等の情報を住民へ周知することが必要となります。
   　常陸河川国道事務所では、この取り組みを支援していく考えです。
4. 「洪水氾濫シミュレーション」
   河川改修の長期的な目標としている規模の洪水により、堤防が破堤した場合の洪水氾濫状況をシミュレーションした結果です。自分の住んでいる地域の洪水氾濫による浸水被害の可能性の有無について認識していただき、洪水時に適切で、速やかな対応をすることにより、被害を小さくとどめることが期待できます。
   • 「洪水氾濫シミュレーション」