東京外かく環状道路とまちづくりに関する連絡会
第2回幹事会の開催結果について
出席者名簿
- 1 会議概要
1 日時 平成10年7月15日(水曜日) 午前10時〜午前11時40分
2 場所 東京都庁第二庁舎31階 特別会議室23
3 内容 (1) 第1回連絡会・幹事会(平成10年3月25日)議事確認
(2) 最近の動きについて
議会状況(国会、都議会、関係区市議会)
地域住民等への情報提供状況
(3) 多方面の意見を聞く方策について
(4) 環状道路の意義と整備効果の事例について
(5) その他
- 2 会議の内容
1 第1回連絡会・幹事会(平成10年3月25日) 議事確認
(都) 事務局より説明
質疑なし
2 最近の動きについて
(1) 議会状況(国会、都議会、関係区市議会)
(都) 事務局より説明
(区市) 第1回連絡会の資料の中に、外環の構造が高架、掘割等の3案載っている。
これに対する詳しい資料があるかどうか議会から確認して欲しいとの話があ
ったが、どうか。
(国) 具体的に検討するに至っていないので、詳細のものはまだ作成していない。
(区市) 資料は現在開通している部分を参考にして出された案なのか。
(国) 高架については埼玉の外環を参考にしているし、地下構造については構造、
幅員等から一般的に考えられる構造とした。
(区市) 連絡会、幹事会に出す各区市の議会関係の資料は、事前に確認を取った上で
提出して欲しい。
(都) 了解した。
(区市) 他の区市に伺うが、具体的に反対等の陳情、請願が出されているかを伺いた
い。当区は外環の計画を白紙撤回してほしい旨の陳情が2件出ており継続審
議となっている(※)
(都) 現在は請願、陳情はない。
(区市) 現在は請願、陳情は出ていない。(※以外の区市)
(都) 6月に外環道路反対連盟の方々が東京都に来て、座長と幹事長あてに要望書
を出している。
(2) 地域住民等への情報提供状況
(都) 事務局より説明
質疑なし
3 多方面の意見を聞く方策について
(都) 事務局より説明
(都) 都としては、適切な方法で広報・公聴活動を行っていく必要があるので、ど
のうようにやっていくべきかということを検討してみたいと思っている。地元
と話をしていくことは難しい問題もあるが、必要と思っているので何らかの方
向を出したい。
(区市) 地元の方々にいつ、どのような説明があるかがポイントではないかと思う。
いずれ区が住民の意見を直接聞く機会は必要だが、東京都が何もやっていない
現状においては、時期尚早だ。都から地元への説明がない現状では区の役割が
果たせない。
(区市) 議会の委員会で地域住民の意見をどこでどの様に聞くのか、区市の責任にお
いてどうするのかという意見が出た。
(区市) 正確な情報が住民に伝わっていないので、地元で非常に混乱している。地下
構造でいくと40mの計画線が64mに広がるというような話(誤った情報)が浸透
しており、住民は不安にかられている。だから、正確な情報を地元住民に伝え
ること、相談にのる体制(窓口開設など)を至急に作って欲しい。
(区市) 都にやって欲しいことは当区でも同感。東京都と国では現在どの様な広報・
公聴の方策をとっているのか伺いたい。今後広報活動を行っていくうえで何が
問題かということを明確にして欲しい。
(都) 今までやってきたことは、資料の5〜6ページのとおり。今後、正確な情報を
どの様に伝えていくかという部分を含めて、具体的にどうやるかをまだ決めか
ねている。これらについても、意見を頂いていろいろ考えていきたい。
(区市) 報告書(東京外かく環状道路及びその周辺地域のまちづくりに関する調査報告
書) の概要版などを一定の地域に配布しているというようなことはやっていな
いと理解していいのか。
(都) 現在のところ、直接地元には出ていってないのが実態だ。都としても地元の意
見を聞く機会を作る必要はあると思うし、場合によってはそれぞれの区市にお
願いしなければならないと思う。広報手段として、今なにをするか、勉強して
いくという状態だ。正確な情報提供や相談窓口の設置は切実なものだと思うし、
我々としてもなるべく早くそのような状況を作っていきたい。どういうことを
やったらよいのか、区市の立場で検討願いたい。
(区市) 広報や意見を聞く方法については東京都のほうで進めたい方向を示すたたき台
を作り、それで議論する方がよい。
(区市) 広報活動もある程度東京都が主体的にやってもらって、区市が協力するという
かたちを取ったほうがいい。
(都) 東京都で広報等のやり方について案を作るということ、正確な情報を住民に伝
えて欲しい、相談窓口の様なものを早急に整備して欲しいという意見があった
ことの3点を確認する。
4 環状道路の意義と整備効果の事例について
(都) 事務局より説明
質疑なし
5 その他
(区市) 議会の委員会の中で、議事録が分かりにくいので、具体的に記述して欲しいと
いう意見があった。行政の連絡会として自由な発言を担保するために、発言者の
公表については今後の連絡会で議論、検討すると答えた。
(都) 議事録の形式は速記録ふう、要旨をまとめたもの、その中間的なもののいずれ
がよいか。また、公表時期については、次回の幹事会や連絡会の資料として確認
してからか、確認後ある時点で公表するのかいずれがいいのか、この2点につい
て意見を伺いたい。
(区市) 連絡会・幹事会のような会議の議事録を情報公開制度で出すのか出さないのか
を確認しておかないと難しい問題になってくる。
(都) 現段階では、こういった会議の速記録を出すということにはなっていないと思
うが、現在情報公開の制度について検討しており、今後は出すような可能性はあ
ると思う。
(区市) 連絡会の開催及び大きな動きがあった時に、議会に報告する考えだが、他の区
市はどうか伺いたい。
(区市) 前回は、会議の要約を口頭で説明したところ、会議にテープ録音をしていない
のかという意見があった。また、会議内容の報告については、できるだけ早くと
いう意見があった。
(区市) 連絡会や幹事会も全部、議会や住民の皆さんに報告するとしている。情報は全
てオープンでやっていこうと思っている。
(区市) 現段階では連絡会の場で、一定の方向が出れば議会や住民に積極的に働きかけ
ていく。
(区市)幹事会の情報については議会に口頭報告のみで考えている。今後の動きについ
ては、常任委員会に報告していく。
(区市) 一定の方針が示された場合、議題に重要な点が含まれている場合にのみ報告す
るということで、議会にも説明している。
(区市) 準備会の時から全て議会に報告しているので、今後も全部公開していく。
(都) それぞれの立場で対応が若干違うようだ。議事録に関しては、議論の順序があ
る程度分かるように流れに沿って書いていく方法がある。出来れば名前は記載し
ない形で作りたい。
(区市) 流れに沿ってきちっと整理すればよい。また、行政連絡会というなかで、自由
な発言を担保する点で、名前を出すのは非常に難しいと思うが、発言者の公表・
非公表の件に関しては連絡会の中で確認するべきだ。
(都) 幹事会議事録は、当面は議論の流れに沿って、名前は記載しない方法としたい。
その議事録を発表するかしないかはそれぞれの立場で扱ってもらえればいい。
(区市) 意見を集約して、どういう見解なのかということを正しく伝えていく事が必要
だと考える。外環の共用部分について、建設省や道路公団は、今後の対応策等
の正しい情報を伝えることを考えて欲しい。
(都) 議事録の公開時期については、出来るだけ早い時期に取りまとめて、一定の時
期にオープンにする方法で進めていきたい。
- 【総括】
・第1回連絡会の議事内容について確認された。
・地元住民への正確な情報提供や相談にのる体制づくりについて、区市から要望が出さ
れた。
・多方面の意見を聞く方策については、東京都で案をつくり、その上で検討を行う。
・議事録については、発言者名は記載せず、議論の流れが分かるものにする。また、公
表時期については、早期に取りまとめ、確認後速やかに公表するものとする。
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