指標生物 |
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しひょうせいぶつ
河川や湖沼の水質と生息する水生生物の種類には深い関係があります。一般に水質汚濁は、種の多様性を低下させる方向に作用します。水生生物には清浄な水を好むものと汚濁を好むものとがあることから、生息する生物の種類を水質評価の1つの指標とすることが行われています。指標生物は水域の汚濁度により4段階に分類されています。
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汚濁度 |
出現する生物種の例 |
強腐水性 |
硫黄細菌、鞭毛虫類、繊毛虫類、コイ、アシ、ホテイアオイ |
α−中腐水性 |
藍藻類、緑藻類、珪藻類、巻貝、オオクチバス、ブルーギル、浮遊性水生植物 |
β−中腐水性 |
多種の緑藻類、珪藻類、甲殻類、昆虫、ほとんどの魚類、両生類 |
貧腐水性 |
多種の昆虫の幼虫、沈水性水生植物 |
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