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がっぺいしょりじょうかそう
合併処理浄化槽は住宅、学校、病院などで発生するし尿と生活雑排水を合わせてその敷地内で処理する比較的小規模の処理システムです。初期の浄化槽(単独処理浄化槽)は便所の水洗化を主な目的とするもので、BOD除去率の基準は65%以上と低く、しかも生活雑排水は無処理で放流されてきており、公共用水域の水質汚濁の原因の一つとなっています。
平成12年6月に改正された浄化槽法では合併処理浄化槽のみが浄化槽と定義され、単独処理浄化槽の新設が禁止されています。
合併処理浄化槽の性能は近年著しく向上しており、放流水のBOD10mg/L以下のものや窒素・リン除去型のものも設置されています。下水道に比較して設置が容易なため、下水道整備の遅れている中小市町村等における生活排水対策としてその役割が注目されています。
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