|
ぴーあーるてぃーあーる
Pollutant Release and Transfer Register(化学物質の排出量の把握等の措置)の略です。人の健康や生態系に有害なおそれのある化学物質について、環境中への排出量や廃棄物としての移動量を事業者が自ら把握して行政に報告し、行政がそれらを集計し、公表する仕組みをいいます。
現在、日本で使われている化学物質は数万種類といわれていますが、これらの物質の低濃度での毒性は必ずしも明らかでなく、さらにその複合的な影響についてはほとんど知られていません。こうした化学物質による環境影響の低減に総合的に取り組むためには従来型の個別物質の規制では間に合わず、事業者の自主的な取り組みを促進することによって対応することが求められています。
平成8年のOECD(経済協力開発機構)の勧告を受け、日本では平成11年7月に成立した「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」により、PRTR制度が導入されました。
|