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すちれん
スチレンは無色、引火性の液体です。光、熱、過酸化物などの作用により容易に重合する性質があります。発泡スチロール(ポリスチレン樹脂)は、スチレン(モノマー)の重合により製造されますが、その工程でスチレンの2量体(ダイマー)、3量体(トリマー)が副生成物として生成します。製造時にほとんど除去されますが、微量がポリスチレン樹脂の中に残るといわれており、カップめん等の食品容器から溶出する可能性があるため注目されています。
スチレンは変異原性を示すデータがあり、動物実験で発ガン性が認められています。水質汚濁防止法の要調査項目(300物質)に登録されています。
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