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しりか(けいさん)
ケイ素は、酸化物、ケイ酸塩として岩石、土壌、粘土を構成している元素で、地殻中には約28%も含まれています。水中のシリカは溶存態(イオン状、分子状、コロイド状)または懸濁態(鉱物粒子や生物体内に含まれた状態)で存在し、一般に地下水に多く、表流水として流下するにしたがって減少する傾向があります。通常の自然水中の濃度は1〜30mg/L程度ですが、流域の地質によって左右され、火山地帯の河川や地下水では高くなります。
富栄養化に関しては、シリカは代表的な藻類であるケイ藻類の主成分なので、その濃度は藻類の消長を推定する指標にもなります。
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