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水質に関する用語集
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アンモニウム態窒素(NH4−N)
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あんもにうむたいちっそ

アンモニウム態窒素は、水中にアンモニウム塩として含まれている窒素のことです。アンモニウム態窒素は、主としてし尿や家庭下水中の有機物の分解や工場排水に起因するもので、それらによる水質汚染の有力な指標となります。アンモニウム態窒素は、自然水中ではしだいに亜硝酸態や硝酸態に変化していくのが普通ですが、深い井戸などでは、逆に硝酸態窒素の還元によってアンモニウム態窒素が生じることもあります。
アンモニウム態窒素は、富栄養化だけでなく、水道水の浄水処理における塩素の消費量を増大させる原因にもなります。塩素処理にはアンモニウム態窒素の約10倍の塩素が必要で、通常の浄水処理水源としてはアンモニウム態窒素が0.1mg/L以下、高度処理を行う場合でも0.5mg/L以下であることが望ましいとされています。

 
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