川について知る
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免震構造だった?鎌倉の大仏
昔から地震の力を何とか和らげようとするアイデアはたくさんありました。大永2年(1552)に建造された鎌倉の大仏。大正12年(1923)に起きた関東大震災ではなんと倒壊することなく無事であったそうである。それは建造した当時に「地震の時は、大仏が台座の上で滑り、倒れないように造られた」と言い伝えられています。実際に関東大震災では、大仏は前方に滑りだしていたとか。現在でも、鎌倉の大仏様のお尻には、ステンレスの板が台座との間にはさみこまれているそうです。洪水や地震など、厳しい地形や自然・地理的条件と戦いながら暮らす我が国ならではの先人の知恵が今でも日本各地に活かされているのですね。