川の利用案内
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川のゴミ対策
川で釣れるのは、魚だけではありません
清掃活動実施状況
清掃活動「川のサルベージ」実施状況
綾瀬川が流れる草加市で地域住民も参加して行なわれる河川清掃イベント「草加の川サルベージ」では、1日に100台以上の自転車・バイクが釣り上げられたこともあるとか。
こんな大漁は、あまりうれしくありませんね。
しかし川のゴミは、不法投棄されたゴミだけではありません。大雨の後などは、上流から流木などが大量に流れてくることもあります。これらのゴミが河川管理施設の機能にダメージを与えたり、河川環境の悪化につながったりしないよう、江戸川河川事務所では管内全域のゴミ処理を定期的に行なっています。ちなみに、堤防の除草も年2回のペースで行なっていますが、これは環境美化というよりむしろ、水漏れやヒビなどを発見しやすい状態に保っておくことが主な目的です。
でも、どれだけゴミ処理を行なっても、地域に暮らす人々の理解と協力がなくては、河川環境の美化は実現しません。そのため、地域ぐるみで河川の美化を目指す動きも活発化しています。そのひとつである「綾瀬川清流ルネッサンスII地域協議会」では、《綾瀬川を魚が住める清らかな川として蘇らせる》ことを目的に、地域住民・行政が一体となり、河川の浄化運動や一般市民を対象に川についての理解を深めてもらう活動などを行なっています。その一環として、毎年秋には「綾瀬川流域クリーン大作戦」と名づけられたイベントを開催し、河川のゴミ清掃など市民参加のさまざまなイベントを行なっています。
その効果が現れたのか、綾瀬川では近年、特に水質が悪い下流部でもコイやフナなどの汚れに強い魚が泳ぐ姿が見られるようになっています。クリーン大作戦