[参考資料]
資料−1
国土交通省関東地方整備局
平成13年度優良工事等局長表彰について
記者発表資料(参考資料)
平成13年度 優良工事(局長表彰)の概要
平成13年7月17日
国土交通省関東地方整備局
工事番号:41
ふりがな ○業 者 名 |
にゅうトンネルその 1 はぎま・ぜにだかとくていけんせつこうじきょうどうきぎょうたい 丹生トンネルその1間・毒箋高特定建設工事共同企業体 |
ふりがな ○工事名 |
にゅうとんねるそのいちこうじ 丹生トンネルその1工事 |
○工 期 | 平成10年3月12日から平成13年9月30日まで |
○事務所名 | 千葉国道工事事務所 |
○工事概要 | 本工事は一般国道127号富津館山道路で計画された道路トンネルエ事で、丹生第1トン ネル(トンネル延長L=580mのうち441m施エ)と、丹生第2トンネル(L=453 m)及び両トンネルの問に位置する丹生第1高架橋の一部(橋台1基)を施工するものであ る。 |
○表彰理由
当該工事箇所は、新第3紀中新世・保田層群青木山層からなり、泥岩優勢で一部凝灰岩が
挟在する地質であり、主としてトンネル掘削対象となる泥岩は、微細な亀裂が多く、ハンマ
ーで打撃するとバラバラに崩れ細片化する地質である。更に、第2トンネル坑口は編圧地形
で長区間にわたり低土被りとなっており、第2トンネル坑口は崩壊地跡が認められるなど、
トンネル掘削において安全対策が要求される難工事であった。また、坑口が急峻な斜面中腹
に位置するため工事用道路を造る必要があり、地元との諷整も必要であった。
このような厳しい施工条件のなか、積極的に地元調整を行い、経済性、施工性のすぐれた
アプローチ手法と坑口部切土工法に多くの提案がなされ、トンネル掘削にも創意工夫と高度
技術をもって無事難工事を尭成させた。
また、イメージアップ工事説明看板が、関東地方建設局道路広報コンテストで努力賞を受
賞、更にトンネル掘削が始まると積極的に地元関係機関や幼稚園から大学まで幅広く現場見
学会を実施し、地域とのコミュ=ケーションを図り当該道路及び道路整備事業の意義や理解
を深めるのに大いに貢献した。
工事番号:42
ふりがな ○業 者 名 |
さとうてっこうかぶしきかいしゃとうきょうしてん 佐藤鉄工株式会社東京支店 |
ふりがな ○工事名 |
よばつかだいいちしもさんがおほどうきょうそんしょうふっきゅうこうじ 呼壕第一・下三ヶ尾歩道橋損傷復旧工事 |
○工 期 | 平成13年5月30日から平成13年12月15日まで |
○事務所名 | 千葉国道工事事務所 |
○工事概要 | 一般国道16号呼壕第一歩道橋、下三ヶ尾歩道橋2橋車両衝突事故による桁部損傷箇所の 撤去・復旧工事 |
○表彰理由
当該工事は、一般車両の衝突により損傷を受けた呼塚第一歩遺構、下三ヶ尾歩道橋の復旧
工事である。
歩道橋2橋は通学路指定されたルートとなっていることから、一日も早い復旧が最重要課
題となっているなか、重交通かつ夜間工事という厳しい現場条件下での歩道橋の撤去及び復
旧作業を、多岐にわたる関係機関との事前調整(小中学校、地元自治会、市、警察等)はも
とより、道路利用者への事前PRは積極的かつ万全に実施した。
特に呼壕第一歩道橋においては、早期利用再開という大目標を達成するため、一般交通(5
5,299(台/日)H11センサス)を下リ2車線側で対面通行させながらの1日夜間作業という限られた
時間の中での、損傷部分撤去、新桁復旧という工程となった。
そのため、2次災害等最悪なシナリオを事前想定しながら、それに対する安全対策を繰り
返し検討し、交通管理者に対し幾度となく協議・調整を実施したこと、また、新桁設置は一
発勝負であるため、損傷部分の切断精度及び新桁の製作精度等施工管理に細心の注意をはら
ったこと等努力をおしまなかったことにより、無事故で早期に歩道橋利用再開につながった。
工事番号:43
ふりがな ○業 者 名 |
しもさくまトンネルとびしま・わかちくとくていけんせつこうじきょうどうきざょうたい 下佐久間トンネル飛島・若築特定建設工事共同企業体 |
ふりがな ○工事名 |
し も さ く ま ト ン ネ ル こ う じ 下佐久間トンネル工事 |
○工 期 | 平成11年3月17日から平成13年9月27日まで |
○事務所名 | 千葉国道工事事務所 |
○工事概要 | トンネル工事 トンネル工:山岳NATM工法 L=409m |
○表彰理由
本工事は延長409mのトンネル掘削工事を実施したものである。
当該工事は脆弱な地層でのトンネル掘削作業であり、切羽の肌落ち・支保工沈下など様々な
対策・管理が必要であった。当該トンネルにおいては、地層状況に応じ長尺フォアパイリン
グや鏡ボルトの定尺長を変化させ、逐次工法の工夫を積極的に提案し、補助工法の機能を発
揮させた。
また、狭隈な坑内・崩壊しやすい切り羽作業にあたり、下請け業者への安全指導・作業手
順指導を十分に行い、元請負・下請負間の密接な連携を保ち無事故・無災害に顕著な努力が
見受けられた。
資料−2
国土交通省関東地方整備局
平成13年度優良工事等局長表彰について
記者発表資料(参考資料)
平成13年度 優秀工事技術者(局長表彰)の概要
平成13年7月17日
国土交通省関東地方整備局
技術者番号:26
○技術者名 | 田村 伊正 (丹生トンネルその1 問・銭高特定建設工事共同企業体) |
ふりがな ○工事名 |
に う と ん ね る そ の1 こ う じ 丹生トンネルその1工事 |
○事務所名 | 千葉国道工事事務所 |
○表彰理由
本工事は一般国道127号富津館山道路で計画された道路トンネルエ事である。
当該工事箇所は、新第3紀中新世・保田層群青木山層からなり、泥岩優勢で一部凝灰岩が
挟在する地質であり、主としてトンネル掘削対象となる泥岩は、微細な亀裂が多く、ハンマ
ーで打撃するとバラバラに崩れ細片化する地質である。更に、第1トンネル坑口は編圧地形
で長区間にわたり低土被りとなっており、第2トンネル坑口は崩壊地跡が認められるなど、
トンネル掘削において安全対策が要求される難工事であった。
また坑口が急峻な斜面中腹に位置するため工事用道路を造る必要があり、地元住民との調
整も必要であった。
このような厳しい施工条件のなか、現場代理人であった田村伊正氏は積極的に地元調整を
行い、経済性、施工性のすぐれたアプローチ手法と坑口部切土工法に多くの提案を行い実施
した。更にトンネル掘削においてもパイロット事業としての「自由断面掘削システム」の採
用、脆弱な地山に対応した種々の補助工法、地表面からの対策及び自動計測システムを含め
た「低土被り部対策」を行うなど、安全・施工管理において創意工夫と高度技術力をもって
難工事を無事完成させた。
また、イメージアップ工事説明看板が、関東地方建設局道路広報コンテストで努力賞を受
賞、更にトンネル掘削が始まると積極的に地元関係機関や幼稚園から大学まで幅広く現場見
学会を実施し、地域とのコミュニケーションを図り、当該道路及び道路整備事業の意義や理
解を深めるのに大いに貢献した。
技術者番号:27
○技術者名 | 石川 康雄 (佐藤鉄工(株)東京支店) |
ふりがな ○工事名 |
よばつかだいいち・しもさんがおほどうきょうモんしょうふっきゅうこうじ 呼壕第一・下三ケ尾歩道橋損傷復旧工事 |
○事務所名 | 千葉国道工事事務所 |
○表彰理由
当該王事は、一般車両による歩道橋への衝突に対する復旧工事であり、呼壕第一・下三ケ
尾歩道橋2橋とも小中学校生の通学路指定されていることから、速やかなる利用再開が最重
要課題とされた。
当該代理人は、その目的をよく理解し、迅速なる関係機関(交通管理者等)との調整、一
般車両の一時完全通行止めに対する関係機関への周知徹底、現場周辺住民への工事案内等的
確に実施し、歩道橋の早期利用再開を実現させた。
呼壕第一歩道橋においては、通常の歩道橋架設と異なり、歩道橋損傷部分の撤去及びその
部分の新桁架設を、1日夜間作業という限られた作業時間内に精度よく設置ことが要求され、
当該代理人は的確な現場管理を行い完成させた。
当該現場は一般国道16号(主要幹線道路)という、1日の交通量が約5.5万台を超える路
線での桁の撤去・設置であり、特に呼壕第一歩道梼については、夜間工事でかつ4車線道路
の2車線を対面交通で通しながらの作業となり、特に安全管理上においては非常に懸念され
た現場であったが、当該現場代理人は、緻密なる安全対策を事前検討し、監督職員側への提
嚢、交通管理者への事前調整を実施し、事故無く無事工事を尭成させた。
[参考資料]
資料−3
国土交通省関東地方整備局
平成13年度優良工事等局長表彰について
記者発表資料(参考資料)
平成13年度 優良業務及び優秀技術者表彰(局長表彰)の概要
平成13年7月17日
国土交通省関東地方整備局
業務番号:18
ふりがな ○業者名 |
にほんぎじゅつかいはつかぶしきかいしゃとうきょラししゃ 日本技術開発株式会社東京支社 |
ふりがな ○技術者名 |
わしおさとL 鷲尾寛 |
ふりがな ○業務名 |
ど う ろ こ う ぞう ぶつせ っ けい13 ジー・エ ック ス・19 道路構造物設計業務13G・X・19 |
○履行期間 | 平成13年8月9日から平成14年3月29日まで |
○事務所名 | 千葉国道工事事務所 |
○業務概要
本業務は、首都圏中央連絡自動車道千葉県区間の5−2工区真里谷地区(木更津・市原市境
〜木更津IC’(仮称)間)における真里谷第一、第二、第三及び第四の4つの山岳トンネルの
詳細設計を行うものである。
○表彰理由
当該業者は、業務実施段階において最新技術を提案するとともに、各トンネルへの採用の可
能性について様々な検討を行うなど、積極的に新技術を推考した。特にトンネルの施工法およ
び補助工法の選定に当た.っては、「N ewPLS(プレライ=ング工法)」「FIT工法(長
尺先受工)」等の新技術について、地質や物性値を鑑みトンネルの安全性、信頼性等の検討を
行った。
また、業務の目的、内容を的確に把撞し、解析手法等の技術的内容が適切かつ十分に計画さ
れ、しかも業務遂行段階での指示事項等を含む検討が的確になされ、満足できる優れた成果を
所用の工期内にあげ、国土交通省が進めている圏央道の整備事業に大きく貢献した。
管理技術者の鷲尾寛は、業務全般にわたり、進行状況及び業務内容を的確に把撞したうえで
業務の取りまとめを行い、本業務に技術力を遺憾なく発揮し、発注者が満足し得る成果を出す
ことに大きく貢献した。