千葉県北西地域の現状
■道路網の整備状況(千葉北西連絡道路 第1回 地元検討会資料(令和6年2月19日)より引用)
○千葉県北西地域の中では、北千葉道路や(主)船橋印西線などの道路整備事業が進んでいます。
○また、近傍の埼⽟県では「東埼⽟道路」が事業中です。
○埼⽟県三郷市から茨城県つくばみらい市に⾄る「都市軸道路」についても事業中であり、三郷市と流⼭市を結ぶ「三郷流⼭橋」が令和5年11⽉に開通しています。
○千葉県北西地域では、千葉県だけでなく埼玉県・茨城県との連携も進んでいます。
■幹線道路の整備状況(千葉北西連絡道路 第1回 地元検討会資料(令和6年2月19日)より引用)
○千葉県北⻄地域は広域的な幹線道路ネットワーク密度が⾸都圏の他の地域と⽐べて低く、国道16号が千葉県北⻄地域を縦断する唯⼀の幹線道路となっています。
■高規格道路の整備状況(千葉北西連絡道路 第1回 地元検討会資料(令和6年2月19日)より引用)
○千葉県北⻄地域の唯⼀の⾼規格道路である常磐⾃動⾞道のアクセス箇所は国道16号の柏ICのみです。
■周辺の環境(千葉北西連絡道路 第1回 地元検討会資料(令和6年2月19日)より引用)
○国道16号沿道は建物が連担しており、住居系の他、⼯業系・商業系の⽤途となっており商業店舗や⼯場施設が⽴地しています。
○全国では⼈⼝が横ばい傾向の⼀⽅、千葉県北⻄地域はH2年からR4年で約1.3倍に増加しています。
○印⻄市や⽩井市は、千葉ニュータウンの変遷とともに⼈⼝が増加しています。
○野⽥市の江川地区や⼿賀沼・古利根沼等、豊かな⾃然環境や景観も形成しています。
■渋滞(千葉北西連絡道路 第1回 地元検討会資料(令和6年2月19日)より引用)
○千葉県北⻄地域の国道16号は全線を通して交通量が3万台/⽇を超えており、柏IC~呼塚交差点付近では交通容量を超過し、⽇中を通して旅⾏速度が20km/h以下の区間が多く存在しています。
○混雑時と⾮混雑時の所要時間の差が⼤きく、定時性の確保が困難な状況です。
■事故(千葉北西連絡道路 第1回 地元検討会資料(令和6年2月19日)より引用)
○主要渋滞箇所の前後区間では千葉県平均(34件/億台キロ)の2倍以上の死傷事故率となっており、特に国道6号、国道464号の主要路線との交差部(呼塚交差点、⼩室交差点)で⾼い状況です。
○昼間は千葉県国道平均以下の速度となっており事故が多く、渋滞が⼀因と考えられる追突事故は約6割となっています。
■医療連携(千葉北西連絡道路 第1回 地元検討会資料(令和6年2月19日)より引用)
○千葉県北⻄地域周辺には、第三次医療施設(東京慈恵会医科⼤柏病院、⽇本医科⼤千葉北総病院)が⽴地しています。
○柏市の救急搬送⼈員ランキングは千葉県内上位5位となっており、救急出動件数(R4はH30に対し1.2倍)、現場到着時間も増加傾向です。
■防災(千葉北西連絡道路 第1回 地元検討会資料(令和6年2月19日)より引用)
○令和元年の台⾵第19号の影響による洪⽔調整で、⽥中調節池内の市道で通⾏⽌めが発⽣しています。
○⽥中調節池内の市道の交通が国道16号に集中し、平常時以上の混雑が発⽣しています。
○近年、⼤型化する台⾵やゲリラ豪⾬などの災害時において、代替路不⾜による安全性が懸念されています。
■物流(千葉北西連絡道路 第1回 地元検討会資料(令和6年2月19日)より引用)
○⼤型物流施設の⽴地が進展している⼀⽅で、約8割が⾼速道路ICの15分圏域外に⽴地しています。
○⾸都圏(外環~圏央道)のIC圏域において、千葉県北⻄地域周辺はもっともICカバー率が少なくなっています。