国土交通省千葉国道事務所とNEXCO東日本千葉工事事務所が整備を進めてきました圏央道千葉区間の木更津東インターチェンジから木更津ジャンクションまでの区間、延長7.1kmが開通することになりました。
なお、開通に先立ち、当日午前中に開通式典を実施する予定です。詳細は改めてお知らせします。
この効果により、救急医療施設のカバー圏拡大、主要観光施設へのアクセス向上、輸送時間短縮による産業の活性化などが期待されます。
さらに、茂原長南IC(仮称)まで(平成21年度開通予定)の開通により30分短縮します。
千葉県内の圏央道において、地域プロジェクトの支援として、かずさアカデミアパークへのアクセス強化のために「(仮称)かずさIC」と、成田国際空港への連携強化と関連の物流支援のために「(仮称)下総IC」の2つのインターチェンジを設置します。
平成19年2月1日(木)
国土交通省 関東地方整備局 千葉国道事務所
東日本高速道路(株) 関東支社 千葉工事事務所
竹芝記者クラブ 横浜海事記者クラブ 神奈川建設記者会
千葉県政記者会 千葉市政記者会 木更津記者クラブ
※なお、本資料は圏央道沿線の以下の記者クラブにも情報提供されております。
都庁記者クラブ 神奈川県政記者クラブ 八王子記者クラブ 立川市政記者クラブ 青梅・西多摩記者クラブ
埼玉県政記者クラブ 茨城県政記者クラブ 土浦記者クラブ
木更津市下郡地先の国道410号バイパスに接続する「木更津東IC」から、東京湾アクアライン連絡道・館山自動車道と接続する「木更津JCT」までの、延長7.1kmが今回開通します。
木更津東ICから木更津JCT間は、平成4年度に事業化し、平成10年度より用地買収を開始、平成12年度より工事に着手し、今回の開通に至りました。
千葉県内の圏央道では初めての開通になります。
■位置図
今回開通する木更津東IC〜木更津JCTについては、国道410号BPに接続することにより、外房地域等への時間短縮が図られます。
農業分野では市場までの時間短縮及び定時性の確保、観光分野では観光客入込み数の増加、工業分野では物流拠点としての工業団地の発展、医療分野では高度医療施設へのアクセス向上といった効果も期待されます。
(今回の開通により)
今後、開通区間を順次延伸していくことで、さらなる整備効果が期待されます。
(茂原長南IC(仮称)までの開通(平成21年度開通目標)により)
主なインターチェンジと、木更津東インターチェンジ間の通行料金は、以下のとおりです。
インターチェンジ名 | 連結位置 | 連結施設 |
1)(仮称)かずさIC | 袖ヶ浦市<そでがうら> | 主要地方道君津平川線<きみつひらかわ> |
2)(仮称)下総IC<しもふさ> | 成田市<なりた> | 主要地方道成田下総線<なりたしもふさ> |
<茂原長南IC(仮称)〜木更津東IC>
<東金IC・JCT(仮称)〜茂原長南IC(仮称)>
<大栄JCT(仮称)〜松尾横芝IC>
<茨城県境〜大栄JCT(仮称)>
国土交通省では、慢性的な交通渋滞、渋滞に伴う環境悪化や生活道路への通過交通の流入 による交通事故など、首都圏の道路交通問題解消の切り札として、首都圏3環状道路の整備を 重点的に進めています。
今回の、圏央道「つくば牛久IC〜阿見東IC」、「木更津東IC〜木更津JCT」間の開通を皮切り に、6月には圏央道「八王子JCT〜あきる野IC」間が、12月には首都高速道路中央環状新宿線 (熊野町JCT〜西新宿JCT)が開通、今後続々と首都圏3環状道路が開通していきます。
首都圏の道路交通の骨格として、3環状9放射のネットワークが計画されたのは、いまからおよ そ40 年前。
以来、東名、中央、関越、東北道など放射方向の高速道路は整備されましたが、環状方向は整 備が遅れました。
その結果、都心に用のないクルマが都心環状線に集中し、慢性的な渋滞が発生しています。
都心環状線では、都心に用のない通過するだけの車が約6割にのぼります。「3環状道路」が整 備されれば、この通過するだけのクルマがバイパスされ、都心の渋滞緩和等が期待されます。
図−1 首都圏3環状道路の開通目標
図−2 東アジアの主要都市圏の環状道路
北京やソウルの環状道路は、首都圏に比べ車線も多く、整備率も高い。