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神奈川の東海道には、どんな名所があったのですか?
神奈川の東海道およびその近辺には数多くの名所がありました。人々の社寺参詣や物見遊山へ向かう目的地はさまざまです。
厄除けの御利益といえば、川崎大師(平間寺)
日照り続きで雨を期待したいと思えば大山へ
商売繁盛や技芸上達を願うならば江の島弁財天へ
時宗や曹洞宗の本山参りならば遊行寺(清浄光寺)や最乗寺(大雄山)へ また勝景や歴史懐古、美味を求める人々は、
金沢八景、鎌倉、江の島、箱根へ
といった具合です。
江戸時代の参詣・遊山の形態は、一般的に団体単位での行動が多く、また多くの場合一カ所だけではなく、数カ所を巡ることの方が一般的でした。
例えば江戸を起点とした場合、東海道を上り、川崎大師に詣で、金沢八景、鎌倉、江の島を巡拝するというのが1つのコース例です。このような周遊旅行ができるのも、なによりこれらの地が数泊の日程におさまる範囲にあって、信仰と遊山をかねた小旅行ができる多様な場が、江戸の近在にあったためです。
図版:鎌倉・江ノ島・大山 新板往来双六
神奈川県立歴史博物館蔵
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