速横浜環状南線(以下、「横環南」)は、横浜市金沢区釜利谷町から同市戸塚区汲沢町までの延長約8.9kmの自動車専用道路であり、横浜市中心部に集中する交通を分散し市内の慢性的な交通渋滞を緩和することを目的に計画されている横浜環状道路の一部で、平成7年に都市計画決定されました。また、首都圏中央連絡自動車道にも位置づけられています。
現在、横環南の工事着手に向けて準備を進めていますが、今般、釜利谷地区周辺における自然環境との調和に向けた当面の具体的な取り組みを以下のようにとりまとめましたのでお知らせいたします。
(1)猛禽類の調査の実施について
このほど、横浜市南部におけるオオタカの生息に関する情報の提供が神奈川県よりありました。
今後の横環南の本格的な工事に向け事業者としてより慎重を期すため、オオタカの生息に関する調査を実施することとしました。具体的な調査については、専門家の意見を聞きながら行うこととしています。
なお、現在、釜利谷ジャンクション内に工事用の道路を設置する工事を予定しています。この工事は、既存のジャンクション内の工事であること、軽微な改変にとどまる工事であること、並びに同ジャンクション内については問題ないとの見解が示されていることから、オオタカの生息に影響を与えることはないと考えています。
(2)工事用道路の工事における配慮について
現在予定している工事用道路の工事に当たっては、自然環境に十分配慮し、郷土種を主体としたのり面植栽、郷土種樹木の移植、工事に伴う濁水対策などを実施してまいります。また、今後の工事用道路の工事に当たっても、こうした取り組みを行うこととしています。
今後、事業の実施に合わせて、引き続き自然環境との調和に向けた具体的な取り組みについて検討していきます。
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