一般国道246号

信仰の道、商業ルートとして育まれた道

  • 東京都千代田区から神奈川県内の内陸部を横断し、静岡県沼津市に至る一般国道246号は、相模川のアユなど沿道の産物を江戸に送る商業ルート・矢倉沢往還と、神の住む霊山として崇拝されていた大山への信仰の道・大山道をその原型とする神奈川県の大動脈です。また、神奈川県内陸部の主要な都市を相互に結ぶとともに、並行する第一東海自動車道(東名高速道路)を補完する唯一の主要幹線道路です。

    当事務所では管理区間として、多摩川の新二子橋東詰から静岡県境である山北町川西に至る総延長73.1kmの区間を担当しています。

    本路線は、近年の自動車交通量の増大により、交通混雑を招いており、現在、各地で早急な対応を図る事業が進められています。

  • 馬絹高架橋現況(平成16年)

図:一般国道246号位置図

「江戸時代の成人の証とは…」

現代の私たちにとって大人になる儀式といえば、1月第2日曜日に行われる成人式。それでは、江戸時代の庶民の儀式はどのようなものだったのでしょうか。

実は、それは山に登ることなのです。とはいえ、それがどの山でもいいというわけではなく、商売繁盛のシンボルとして関東一円の人々より崇められた大山に、初山(生まれて初めて大山に登ること)を済ませない限り、大人の仲間入りを許されませんでした。この種の参詣ツアーのための組織が大山講であり、町人も村人も「講」(グループ)で、大山への信仰の道である大山道を通り、大山詣でに向かったのです。

  • 江戸時代の旅行風景
    「東海道五十三次細見図会」
    (神奈川県立博物館蔵)

  • 昼でも暗いといわれた杉並木

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