鳥居川の上流にそびえる赤城山の斜面 は、太古の火山活動による噴出物で形成された不安定な地質のため、これまでに何度も土石流災害を起こしてきました。特に昭和22年のカスリーン台風では、赤城山の東斜面が崩壊し、黒保根村(現・桐生市)で28人もの死者・行方不明者を出しました。これを機に、赤城山東斜面 を流れる川や渓流に、砂防施設が整備されることになりました。
鳥居川では、下流域に安全な量の土砂を流す「流す砂防」を目指しつつ、有害な土砂流出を抑える砂防事業をしています。
また、周辺景観に配慮して、巨石護岸及び魚道整備も合わせて実施しています。