かわづくり
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わたらせ川を知ろう
渡良瀬川の水質
水質って?
水質とは、水の汚れの度合い、きれいさの度合いのことです。水質はその川の生きものたちの生命にもかかわる大切なものです。
水質は、水のとうめい度やにおいなどでも、ある程度わかりますが、パックテストを行うと、色の変化でかんたんに水の汚れぐあいがわかります。渡良瀬川の水質
渡良瀬川の水質は、明治時代の足尾鉱毒事件によって、一時はひどく汚れてしまいましたが、近年は水の中にふくまれる銅の量も少なくなってきました。しかし、工場などが多くなったり、人口が増えたことで、工場や私たちの家庭から流される水が多くなり、水質の汚れは昭和50年代にピークをむかえましたが、その後は少しずつ良くなっています。
川では BOD ( ビーオーディー ) などの 項目 ( こうもく ) で汚れの目安( 水質基準といいます)が決められていますが、2000年の調査では、桐生市の赤岩橋、足利市の葉鹿橋、中橋、館林市の渡良瀬大橋などの渡良瀬川の主な地点でその目安よりきれいでした。