国土交通省 関東地方整備局 渡良瀬川河川事務所
渡良瀬川河川事務所ホーム > かわづくり > わたらせ川を知ろう > 災害と防災その2

かわづくり

  • わたらせ川を知ろう

    災害と防災その2

    土砂災害がおこるわけ

    そもそもなぜ、カスリーン台風の時のように、土石流が流れるなどの災害が起きるかというと、日本には急な川が多く、雨や風でけずられやすい岩石や土でできているためなのです。そのため、つゆや台風のように一度にたくさんの雨がふると、 地層 ( ちそう ) の弱い部分がくずれて土砂災害が発生してしまうのです。

    土砂災害をふせぐために

    土砂災害をふせぐためには、荒れた山に木を植える、 砂防 ( さぼう ) えん堤をつくる、川の流れをなおす、がけくずれがないように工事をするなど、さまざまな方法があります。

    砂防えん堤

    砂防 ( さぼう ) えん 堤 ( てい ) をつくります
    大雨などで土砂が大量に流れてきたときは、砂防えん堤は多くの土砂をせきとめ、一時的にためておくことができます。

    最近の砂防えん堤

    最近の砂防えん堤は、ジャングルジムのような形にしたりして、小さな砂などは流してしまい、大きな岩や木が流れてきたときにとめるようにするえん堤もあります。

    うさこのはてな

    防災のための新しい技術

    防災のための新しい技術

    堤防や砂防えん堤だけでなく、コンピューターなどをつかって情報を集め、水害がおこりそうな場所をチェックして、住民にその危険性を知らせてくれるシステムの開発が行われています。レーダーなどにより、雨の量や川の水位を監視して、どこで洪水の危険性があるか、避難の必要があるかという情報を、テレビやラジオ、有線放送などを通じて私たちに知らせてくれます。

    ハザードマップ

    また水害の危険度を、わかりやすく地図にしたものがあります。これを洪水ハザードマップといいます。
    これを見れば、ひと目で危険な場所がわかり、避難するときの役に立ちます。
    この地図は、役所や公民館などでだれでも見ることができるので、機会があったら見てみましょう。

    《日ごろの心がけ》
    非常食 ( ひじょうしょく ) や持ち出す物を準備しておきましょう。
    (レトルト食品や 缶 ( かん ) づめ、水、 懐中電灯 ( かいちゅうでんとう ) や 携帯 ( けいたい ) ラジオなど)

    いざという時

    《いざという時》
    1.テレビやラジオの情報に耳を傾けて、避難命令にはすみやかに従いましょう。
    2.避難する時は、荷物は少なめに、運動ぐつで。
    3.ひとりでは行動しないで、川や池などには近づかないようにしましょう。

    カモッシーの答え
国土交通省 関東地方整備局 渡良瀬川河川事務所
〒326-0822 栃木県足利市田中町661-3 電話:0284(73)5551