事務所の取り組み
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都市再生事業
バスタ新宿
事業概要
整備前の課題
全国最大級のターミナル駅である新宿駅は、1日あたりの乗降客が約350万人以上もあり、そのうち約43万人が新宿駅南口を利用されています。
1:新宿駅南口と駅前広場を介さず直結
一般国道20号(新宿跨線橋)と新宿駅南口は、駅前広場を介さず直結しています。
・渋滞、接触事故が発生
駅前広場がなく、跨線橋上が客待ちタクシーや一般車の乗降場として利用されているため、一般車の通行の妨げとなっており、渋滞や接触事故の主な要因となっていました。
・歩行空間の不足
一般国道20号(新宿跨線橋)は、東口地区と西口地区をつなぐ数少ない通路ですが、駅前広場がないため、南口前の歩道が駅利用者であふれてしまい、歩行者がスムーズにすれ違うことも困難な状況となっていました。
2:新宿跨線橋の老朽化
・大正14年架設の新宿跨線橋
一般国道20号とJR路線との交差部に架設された新宿跨線橋(大正14年架設)は、80有余年が経過していました。
・地震時の安全性の低下
新宿跨線橋の老朽化に伴い、近年想定されている首都直下型地震が発生した場合、道路の機能が確保されないことが指摘されていました。
また、跨線橋下を通過する電車への多大な影響が懸念されていました。
3:地下鉄副都心線開業に伴う歩行空間の不足
・新宿三丁目駅とJR新宿駅間の歩行者増加により、さらなる歩行空間の不足が懸念
地下鉄副都心線の開業により、新宿三丁目駅とJR新宿駅を結ぶ一般国道20号の歩行空間の不足が懸念されていました。
そこで、東京国道事務所では、新宿駅を利用される方々が歩きやすい、ゆとりのある歩行空間創り、交通渋滞や交通事故の軽減に向けて、以下の取り組みを行ってきました。新宿交通結節点整備
鉄道と高速バス、タクシーなどの連携をスムーズにする、総合的な交通結節点「バスタ新宿」として平成28年4月4日誕生しました。
事業位置図