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吾妻川流域の砂防

 吾妻川流域には浅間山や草津白根山などの火山が連なり、火山噴出物が広範囲にわたって広がっています。
 当流域には、火山性地質の影響などで極めて強い酸性の水がわき出ている河川があります。このため、酸に弱いコンクリート構造物は、腐食する分だけ厚めに施工したり、コンクリートの表面を石などの酸に強いもので覆う方法が用いられます。こうした耐酸工法を用いた砂防堰堤が多いのが、この地域の特徴となっています。
 火山噴出物の地盤が広く分布しているため、吾妻川本川には床固群の整備が重点的に進められています。
 この地域では浅間山や草津白根山の火山砂防にも取り組んでいます。

浅間山山麓斜面と吾妻川沿いの急斜面 浅間山山麓斜面と吾妻川沿いの急斜面
  • 白砂川第二砂防堰堤

     白砂川第二砂防堰堤は平成9年、吾妻川の支川、白砂川(中之条町(旧六合村)入山)に完成しました。 この砂防堰堤は上流からの土砂流出対策だけではなく、山地の地すべりで発生する土砂流出対策も目的の一つになっています。 この砂防堰堤の高さは30mもあり、利根川水系砂防事務所管内で最も高さがある砂防堰堤です。

写真で見る吾妻川流域

草津町:谷沢川第三砂防堰堤 「耐酸工法」を採用している砂防堰堤(草津町:谷沢川第三砂防堰堤)
コンクリート腐食試験 コンクリート腐食試験
嬬恋村:大前床固群 火山噴出物で覆われた川岸が崩れるのを防ぐため、床固群の整備が進められています(嬬恋村:大前床固群)
浅間山上空から北側を望む 浅間山上空から北側を望む
長野原上空付近から四阿山方向を望む 長野原上空付近から四阿山方向を望む
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