事業概要
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河川管理(河川現況)
洪水予報と水防
洪水予報など河川防災を整備
利根川水系における洪水予報は、国土交通省関東地方整備局および気象庁予報部が実施しており、予報の種類は洪水注意報・洪水警報の2種類で、必要な場合は洪水情報を発表します。国土交通省では直轄管理区間における水防警報を発令したり、電話応答装置や水位情報板を設置するなど、警戒避難体制の整備を進めています。
水防活動の強化と効率化を図る
水防警報は、水防活動の強化を図る目的で、昭和30年に水防法第10条の4として新たな規定が設けられ、その実施が義務づけられました。これにより、水防の一層の強化、効率化を図るため、国土交通省設置法第12条第4号および関東地方整備局組織規定、第14条が整備され、事務所の所掌業務となりました。その後、昭和38年に水防警報を適正に実施するための「水防警報実施規定」を作成し、運営を行っています。
万一の水害に備え、防災システム構築
水害時に最も重要となるのは適切な避難誘導で、水害状況を正確かつ迅速に把握することが必要となってきます。河川防災システムは高精度のレーダー雨量計を駆使し、これを地上の雨量計とも連動させて降水データを入手し、国土交通省や河川情報センターに集積されたさまざなまな水防情報が各種メディアや端末技術を導入したネットワークを構成しています。また、沿川の各水防管理団体は、水防訓練などを通じて水防意識の高揚を図り、水防体制に万全を期すよう努めています。
管内基準水位観測所の通報水位・警戒水位 河川名 基準点 読み値 零点高 計画高
水位はん濫危険水位
(危険水位)避難判断水位 はん濫注意水位
(警戒水位)水防団待機水位
(指定水位)Y.P T.P 利根川 八斗島 5.28m 4.80m 3.90m 1.90m 0.80m 45.232m 44.392m 川俣 7.46m - - 3.20m 1.60m 19.593m 18.753m 栗橋 9.90m 8.80m 6.90m 5.00m 2.70m 11.070m 10.230m 芽吹橋 7.94m 7.70m 7.10m 5.00m 2.00m 6.145m 5.305m 渡良瀬川 藤岡 7.84m - - 4.10m 2.60m 13.901m 13.061m 古河 9.72m 9.70m 8.90m 4.70m 2.70m 11.946m 11.106m 思川 乙女 8.74m 8.70m 5.70m 5.50m 3.00m 13.617m 12.777m 巴波川 中里 5.51m 5.50m 5.10m 2.70m 2.00m 16.800m 15.960m