日本は、梅雨や台風などによる集中豪雨が多く、山から海までの距離が短いこともあり、洪水が発生しやすい状況下にあります。また、平地が少なく、川に沿って町が発展し、人口や資産が集中しています。さらにITなどの情報化産業が急成長しており、ひとたび洪水がおきると社会全体に大きな被害をもたらすことになります。
そこで、河川の洪水から人々の暮らしを守り、 安全に暮らしていくことができるようにするため、 堤防や護岸の整備などを行っています。
河川空間は、人と川、人と人との交流の場であり、地域の文化や歴史を育むために重要な空間です。オープンスペースとしての河川空間は、残された貴重な自然であり憩いの広場として、重要な役割を担っています。
そこで、川の水質を良くするとともに、植物や木などの自然を活かした水に親しめる空間などを整備することで、人々に親しまれる川づくりを行っています。
自然は時として私たちの想像を上回るような災害を引き起こします。整備されている河川でも、予想を上回るような雨が降った場合は、堤防を越えて濁流が市街地へ流れ込んだり、堤防が決壊して大きな被害をもたらす恐れがあります。
そこで、堤防に隣接して氾濫する川の水量を押さえる河畔林の整備、非難や防災の拠点となる防災ステーションの整備、遠距離な川の監視などをするための情報ネットワークの整備を進めていきます。
川は様々な生き物の生息の場であり、その環境は私たちの暮らしにうるおいとやすらぎを与えてくれます。しかし、都市化や地域開発の急速な進展により、川から豊かな自然とうるおいが失われようとしています。
そこで、私たち人間と生き物たちが、ともに共存・共栄していけるような自然豊かな川の環境を作り出すために、環境に配慮した川づくりを行っています。