大河利根川は、群馬県最北端の大水上山に端を発し、県央を貫いて東南に抜けていきます。高崎河川国道事務所では、その支川である烏川、神流川、鏑川、碓氷川の一部34.4km、その他にダム区間を48.49kmの計82.89kmを担当しています。

烏川は、その源を群馬、長野の県境にそびえる鼻曲山(1,654m)に発し、榛名山の西と碓氷丘陵の東の斜面境を東南方向に流れ、平野部に入ってから碓氷川、鏑川、神流川の西毛の三大河川を合わせて利根川に合流しています。 流域の約80%は山地になっており、上流の榛名町では河岸段丘を利用した梨と桃の栽培が盛んで果樹園が広がっています。下流域には地方の拠点となる高崎市が広がっています。

神流川は、三国山の西側より多野山地へ曲がりくねりながら流れています。V字型の谷は急斜面を形成し、そのため石垣で築かれた段々畑は美しく、コンニャク等の栽培が行われています。 多野山地の山腹のスギやヒノキの人工林は独特の美観を呈し、群馬県最大の「御荷鉾林業地帯」を形成しています。

鏑川は、群馬県と長野県の県境にある内山峠から流れ出し、一般国道254号と並行して東へ流れ、高崎市南部で烏川に合流しています。 西牧川(鏑川)と南牧川とが合流する下仁田町では、3段の河岸段丘が発達し、ここでは狭い河岸段丘面と山麓斜面の段々畑を利用してコンニャクが栽培されています。

碓氷川は、烏川の右支流として群馬県と長野県との境に端を発し、一般国道18号と並行しながら松井田町、安中市をへて烏川と合流しています。 松井田町周辺では、流域付近の湧水を利用してわさび栽培などが行われています。また、河川の水を使った稲作も盛んです。