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地域づくり・交流

知っトク!かわみちサイト─2008年1月22日放送
冬の道路管理について

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市川アナ
市川

みなさんこんにちは! 市川まどかです。この時間は、私たちの生活に深い関わりを持つ河川や道路にスポットをあててお送りしています。

さてきょうは、冬の道路管理やドライブの注意点などについてお伝えします。

毎日寒い日が続きまして、冬まっただ中といった最近ですが、冬の運転は常に雪への備えをしておくことが重要ですよね。

群馬県は、関東平野の一部でありますから、ほとんど毎日晴れている地域もあれば、その半面、北に行きますと一転して豪雪地帯となります。少し車を走らせただけで、天気か一変してしまいます。

高崎や前橋では、青空が広がっていても、国道17号を新潟方面へ走っていくと三国峠では雪が降っているなんて事は、良くあることです。多くのドライバーの皆さんは、冬用タイヤへ履き替えているのではないかと思いますが、滑り止めは、必ず携帯してほしいと思います。

群馬県内の主要な国道を管理している高崎河川国道事務所では、雪から道路を守るため、各地に除雪基地などを設けて除雪作業や、凍結防止剤の散布を行って、冬の通行確保に努めています。

冬期における路面の積雪や凍結は、道路交通機能を大幅に低下させる要因となり、通行止めや交通事故等、人々の活動に対して大きな障害となります。

このため、降雪時の除雪作業や路面の凍結を防ぐ凍結防止剤の散布作業は、円滑な交通の確保を図るための重要な作業といえます。

群馬県内を縦断する国道17号は東京〜新潟間を結ぶ重要な幹線道路です。特に危険物を積載した車両にとっては、関越自動車道の関越トンネルが通行禁止のため、三国峠を経由する国道17号が唯一のルートになります。

また、関東から苗場・湯沢方面へ向かうスキー客・観光客にとっても欠かせない主要な道路です。

県内の国道17号のうち沼田市岩本から三国トンネルまでの約40qは、積雪寒冷地域となっており、特にみなかみ町猿ヶ京温泉から三国トンネルまでの約12qの区間が最も降雪量が多く、冬期累計の降雪量が毎年10m以上に達します。

また、除雪車の出動日数もおよそ90日以上となっています。これは、除雪期間を11月1日から翌年3月31日までの5ヶ月間とした場合に、2日に1回以上の割合で出動していることになります。

高崎河川国道事務所では、管理している主要な国道に3箇所の除雪基地を配置しています。

国道17号には、みなかみ町に「猿ヶ京スノーステーション」、同じく新潟県境近くに「三国除雪ステーション」の2箇所の除雪基地がありまして、除雪機械として、除雪グレーダが4台、ロータリー除雪車が2台、除雪トラックが1台、凍結防止剤散布車が3台、除雪ドーザが1台の合計11台をが配備し、24時間体制で除雪や凍結防止剤散布作業に備えています。

このほか、高崎河川国道事務所管内には、国道18号の長野県境付近に「軽井沢除雪ステーション」がありまして、除雪作業用車両4台、凍結防止剤散布車2台を配備して、主に国道18号の碓氷バイパスでの除雪作業に備えています。

冬の季節、降雪時の除雪作業や凍結防止剤の散布作業は、皆さんに安全で安心して道路を利用していただくための大変重要な作業です。

場合によっては、ドライバーの皆さんに、ご迷惑をおかけすることもあると思いますが、そうした除雪作業へのご理解、ご協力をお願いしたいと思います。

高崎河川国道では、携帯サイト「群馬かわみちi」で道路状況を携帯電話で確認できる情報提供を行っていますので、冬の季節お出かけの際は是非活用してほしいと思います。FMぐんまのホームページにもバナーがはってありますし、FMぐんまの携帯サイトからもアクセスすることができますので、冬の安全運転に役立ててほしいと思います。

今週は冬の道路管理などについてお送りしました。

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