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地域づくり・交流

知っトク!かわみちサイト─2007年11月13日放送
交通安全対策の整備効果について

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市川アナ
市川

みなさんこんにちは! 市川まどかです。この時間は、私たちの生活に深い関わりを持つ河川や道路にスポットをあててお送りしています。

きょうはスタジオに国土交通省 高崎河川国道事務所 道路管理第二課 交通対策係長の洲永美秋(すなが よしあき)さんにお出でいただきまして、道路見える化計画の中の一つ、交通安全見える化プランで実施した交通安全対策の整備効果についてお話を伺ってまいります。

洲永さん、よろしくお願いいたします。

洲永

よろしくお願いします。

市川

はい、今日は道路見える化計画の一つ、交通安全見える化プランの実施状況についてということで、これまでも何回かこの番組の中で、道路見える化計画や、交通安全見える化プランについてはお伝えしてきました。

しかし、今年の1月に国道17号の群大病院東交差点で、交通事故対策を実施すると伺った記憶があるのですが、その後の整備効果について教えて頂けるという事でよろしいでしょうか。

洲永

はいそうですね。

群大病院東交差点は平成13年から16年の間に交通事故が39件も発生していまして、私たち高崎河川国道事務所が管理しています国道の中で、事故の発生率がワースト1位の交差点だったんですね。

市川

あーそうでしたね。

ワースト1位の交差点ということで、最優先で対策を実施するんでしたね。それと、今年5月の放送で聞いた、事故が大変多く発生して最も危険な区間の、いわゆる「レッドゾーン」にも入っていたんですよね。

洲永

はい、その通りですね。

市川

ところで、そうした危険な交差点の交通安全対策として、どのような対策を実施したのですか。

洲永

はい。

群大病院東交差点は、事故原因として まず、スピードの出し過ぎによる追突事故が最も多く発生していました。その追突事故の防止策として、交差点の手前に「追突注意」の路面表示を設置しました。

また、タップラインと呼ばれる破線の路面標示を外測線の内側に設置して、道路幅を狭く見ることにより、速度を減速させる効果がある対策も実施しました。

市川

まず、追突事故の対策としてスピードを抑える路面表示などの対策を行ったと言うわけですね。その他まだ何かありますか。

洲永

はい。

右左折時の事故対策として、停止線や横断歩道を交差点内の方に移動して交差点のコンパクト化を行いました。特に、群大病院東交差点では、横断歩道橋の階段で横断歩道を渡っている歩行者が左折する車から見えにくい状況でした。停止線や横断歩道を前に動かしたことで歩行者が確認できるようになりました。

市川

なるほど。交差点の視認性をアップさせたということなんですね。ところで、そうした対策の結果事故は実際に減ったのですか。

洲永

はい。

事故対策を実施したことで、およそ6割も事故を減少することが出来ました。

市川

え〜6割も減少したのですか。すごいじゃないですか。

洲永

先ほどお話しした対策工事は、3月下旬に完成しました。対策実施後の4    月から7月までの4ヶ月間で、発生してしまった死傷事故は2件となっています。これは、対策前のこの時期に発生していた過去4年間の平均事故件数の4.8件と比較して、およそ6割の事故減少となったというわけなんです。

まだ効果検証している期間が短いので、継続的に効果の検証を行なって、更なる追加対策の必要性を検討することにしています。

市川

今回のように交通安全対策の実施で、交通事故が減って安全な道路に変わっていけば、道路を利用する私たちにとっても、とてもうれしいことですね。

洲永

はい、今年度もレッドゾーンやイエローゾーンに位置する交差点などを、最新データを基に緊急的に必要な箇所を重点的に事故対策工事を実施します。

今後も交通事故対策、「交通安全見える化プラン」を積極的に進めていきますよ。

市川

はい、よく分かりました。

交通事故で尊い命が奪われてしまうのはとても悲しいことですよね。少しでも事故が減っていけば本当に良いと思います。

洲永さん今日はどうもありがとうございました。

今日は「交通安全見える化プラン」交通事故対策の整備効果ということでお送りしました。

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