みなさんこんにちは! 市川まどかです。この時間は、私たちの生活に深い関わりを持つ河川や道路にスポットをあててお送りしています。
きょうは国土交通省が進めている新しい「道のスポットづくり」 『とるぱ』についてお送りします。
さて皆さん、今は秋の行楽シーズンを迎えているわけですが、みなさんの中には紅葉狩りなどのドライブに出かける計画を立てている方もいるのではないでしょうか。今日は、そんな時に役に立つ「とるぱ」についてご紹介します。
「とるぱ」については、今年の春にもこの知っトクかわみちサイトの時間で紹介していますが、まだまだ「とるぱ」って何? という方がたくさんいるのではないかと思います。
「とるぱ」とは「写真を撮る」と「パーキング」を組み合わせた短縮語で、安全な駐車場と、そこから歩いていける美しい撮影スポットのセットで「とるぱ」と呼んでいます。「とるぱ」はひらがなで表記します。
「とるぱ」と聞いただけでは、なかなかわかりにくいですよね。
「とるぱ」の考え方の根本には『フォトスポット&パーキング』という言葉があります。フォトスポット=つまり撮影ポイント、そしてパーキング=駐車場です。
ただ「とるぱ」の場合、車を止めることで渋滞や事故などを引き起こさない安全な駐車場に限定されます。
なぜ「安全な」ということが重要かと申しますと、ドライブなどの際、景色のすばらしい所にさしかかって写真を撮りたいなと思っても、後ろから車が来るし対向車もたくさん通過していて、なかなか車を止めるところが探せない。
そんな時にはノロノロ運転になってしまったり、キョロキョロしながら運転していますから、迷惑運転になってしまいますよね。
そんなことから、安全な・他の人に迷惑をかけない駐車スペースといったことが大事なわけです。
こうした、「美しい景色の撮影スポットと安全な駐車場のセット」で「とるぱ」と呼び、なおかつ、そうしたスポットの情報を投稿していただいたり、それをホームページや携帯電話、案内看板などで情報提供するという取り組み全体を「とるぱ」と呼んでいるわけです。
国土交通省と民間の関係者が一緒になって全国で展開されていまして、北海道から沖縄までエリア毎に「とるぱ」の募集をしています。
それを、現在インターネットなどで紹介していますし、駐車場の位置を案内するための「とるぱ標識」、駐車場までを案内する「案内板」、撮影場所を案内する「フォトスポット表示板」などの設置も進めています。
それでは今、県内で「とるぱ」がいくつぐらいあるかといいますと、6箇所ということです。関東では100箇所以上が既に登録済みなんですね。
具体的にどこにあるのか確認したい方は、高崎河川国道事務所のホームページで検索してみてください。
こうした「とるぱ」を出かける前にチェックしておけば、駐車場のある場所が事前に解り、観光地などでも安全・安心に車が止められ、迷惑な路上駐車が無くなり、交通渋滞の原因になることも防げます。さらには交通事故防止などにも役立つわけです。
どうでしょう、「とるぱ」分かっていただけたでしょうか。
国土交通省では、この「とるぱ」を募集しています。思わず写真を撮りたくなるような優れた景観と、安全な駐車場の条件を満たしている場所であれば誰でも投稿可能です。
投稿は高崎河川国道事務所のホームページからできます。
あなたも良くご存じの「道の駅」は車を運転する皆さんでしたら、必ずといっていいほどチェックしていますよね。「道の駅」には「とるぱ」にもなっているところがありますからさがしてみてくださいね。
きょうご紹介した「とるぱ」は今後の観光やドライブに欠かせないものとなっていくのではないでしょうか。ドライブ中いい場所が見つかったら是非投稿してみてください。あなたの情報が新しい「とるぱ」になるかも知れませんよ。
今日は国土交通省が進めている「とるぱ」=景色のきれいな安全な駐車場についてお伝えしました。