FMぐんまの 市川まどかです。この時間は、私たちの生活に深い関わりを持つ河川や道路にスポットをあててお送りしています。
きょうはスタジオに、国土交通省 高崎河川国道事務所 河川管理課 上席専門職の矢嶋年江(やじま としえ)さんにお出でいただきました。今日は、「烏・神流川クリーン作戦」などについてお話を伺ってまいります。
矢嶋さん、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
今日は、「烏・神流川クリーン作戦」についてということで、毎年この時期に行われているということですが、なぜ、この時期に行われているのか教えていただけますか。
はい。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、国土交通省では7月を「河川愛護月間」としております。
これは昭和49年から、毎年7月(7月1日〜7月31日)を河川愛護月間と定め、潤いを与える水と緑のオープンスペースとしての河川空間について、理解と関心を深めるとともに、流域全体の良好な河川環境の保全・創出を積極的に推進し、河川愛護の思想について広く一般の方々に知ってもらうため、いろいろな啓発活動を実施しています。
この活動のひとつとして「烏・神流川クリーン作戦」を実施しています。
なるほど、「河川愛護月間」の期間中に行っていたというわけだったのですね。
あと、7月7日は「川の日」ということで、七夕と同じ日が地上の川の記念日に定められたと、聞いたことがあるのですがどうなんでしょう。
はい、そのとおりですね。平成8年に都市の発展・治水事業の発展などを契機に、希薄化した人と河川の関係を見直し、川に対する人々の関心を取り戻すこと、地域の良好な環境づくりなどについて、流域の住民・自治体が一緒になって考え取り組む、といった地域の活動を支援することを趣旨に定められています。
流域の住民・自治体が一緒になって、考え取り組んだ活動ですか。具体的にはどのような活動が実を結んでいますか。
はい。川というのは、永い年月のなかで氾濫や洪水を繰り返し、何度も流れを変え広い河川空間を創りました。
また、上流から流れ着いた木や草の種は、根付くと自然の緑地帯を創りました。
この河川敷のなかで、地域の人々が使いやすく、防災上影響が少ない場所を選んで、運動場や散策コース、キャンプ場、遊園地等の環境整備をした場所が出来てきました。
まさに、水と緑のオープンスペースで、地域の憩いの場になっています。
水際のオープンスペースというのは、気持ちが良いでしょうね。
はい。大勢の皆様に利用していただいております。
「烏・神流川クリーン作戦」も、烏・神流川の川沿いの(高崎市、藤岡市、玉村町、神川町、上里町)の五つの自治体と共同し、各地域のボランティアや河川敷利用団体の皆様のご協力を得て、河川敷のゴミ拾いを実施するものです。
毎年実施しているということでしたが、今年は何回目になりますか。
今年でちょうど20回目となりました。
そうなんですか。息の長い活動なんですね。
矢嶋さん、今年の活動日程などについて、お話しを伺いたいところなんですが、今日は残念ですがお別れの時間がきてしまったようですので、このつづきはまた来週お話しを伺いたいと思います。
矢嶋さん、今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
今日は、7月の「河川愛護月間」や「烏・神流川クリーン作戦」などについてお送りしました。来週も引き続き「烏・神流川クリーン作戦」についてお送りしたいと思います。