FMぐんまの 市川まどかです。この時間は、私たちの生活に深い関わりを持つ河川や道路にスポットをあててお送りしてまいります。
きょうは先週に引き続き雨量通行規制についてお送りします。
さて、先週は「通行規制の開始」についてお送りしましたが、「通行規制」が解除される時も当然ある訳です。
それでは、「通行規制」が解除される時の基準についてご説明しましょう。
大雨による「事前通行規制」の解除は、雨が止んでから2時間が経過してパトロールで異常がないと確認してから通行止めを解除します。
雨が止んでからの2時間は結構長い時間ですが、この時間帯が土砂の中に水を含んでいる一番危険な時なので、安全が確認されるまでそれ位の時間が必要ということです。
雨が上がって久しいのに通行止めが続くと、ドライバーの方はイライラしそうですが、安全確認のための時間ですからご理解頂きたいと思います。
また、災害が発生して通行止めになると生鮮食料品や生活必需品の流通など、私たちの生活にも大きな影響が考えられます。
一刻も早い災害復旧ということも大切なことになりますね。
一旦地盤が緩んでしまうと2次災害の恐れもありますから、復旧工事は慎重にならざるを得ないわけですが、まず一刻も早い交通確保ということを考えて復旧工事は行なわれます。
しかし重要なことは、そのような災害が起こらないように事前の防災対策が大切で、高崎河川国道事務所では道路を安全に通行して頂けるように、落石対策や法面の補強などの道路整備を進めています。
こうした工事に伴う通行規制も場合よっては必要になってきますので、道路を利用される皆さんの協力をお願いしたいと思います。
さて、それでは通行止めの開始や通行規制が解除された時、こうした「道路情報」はどのように利用者に知らされるのでしょうか。
高崎河川国道事務所は、道路に設置した道路情報板や路側放送で情報提供している他に、道の駅に設置した情報システムやホームページでも最新の規制情報を提供しています。
また、道路情報センターを通じて行うテレビやラジオの道路情報も、安全で楽しいドライブをサポートする大切な情報源となっています。
エフエム群馬の道路情報も、あなたの楽しいドライブの実現に一役買っているということになりますね。
これから雨の多いシーズンを迎えます。
特に雨が降っているときに出かける際は、道路交通情報などでよく道路状況を確認してから、出発してほしいと思います。
国土交通省 高崎河川国道事務所では「正確で迅速な情報を提供できるように努めていきたい」と話しています。