FMぐんまの 市川まどかです。この時間は、私たちの生活に深い関わりを持つ河川や道路にスポットをあててお送りしています。
新年度に入って3回目、今日は、リスナーの皆さんからの質問にお答えします。
番組ではこれまで、道路や川にかかわる質問を寄せていただいています。今月の放送はこうした質問にお答えしてお送りしていますが、今日もリスナーの皆さんからの質問にお答えします。
富岡市にお住まいのラジオネーム「世界遺産」さんからお寄せいただいた質問です。こういうメールをいただきました。読んでみましょう。
『国土交通省では「道路の走りやすさマップ」をつくったということですが、どんな内容のマップですか?』といただきました。
はい、「道路の走りやすさマップ」、確か去年の9月頃、全国の都道府県用のマップができました。当然群馬県版もあります。
どんな内容のマップ、つまり地図かといいますと、車で道路を利用される皆さんの視点に立って、現地の道路情報に詳しくない観光ドライバーに、情報提供するのを目的に作られました。
今ある多くの地図が、国道や県道・市道といった種類に色分けされています。
こうした地図を参考に実際に車で走ってみると、国道よりも県道や市道の方が道幅も広く走りやすかったり、昔ながらのクネクネ曲がった道路ではなく、直線的な走りやすい道路が、新しく出来ていたりすることが良くあります。
そうしたことから、国土交通省が「走りやすい」という面から、道路の色分けを考え、走りやすい道路が一目で分かるようにしたのが、「道路の走りやすさマップ」です。
それでは、この「道路の走りやすさマップ」の特徴を、いくつかご紹介しましょう。
まず、道路の構造上の「走りやすさ」を色分けしてあります。
道路の構造には・道路の幅・曲線の半径、勾配=いわゆる坂の傾斜などを分析して「走りやすさ」のランク付けに組み入れました。
ちなみに、走りやすさの道路の色分けランクは6段階にわかれていまして、一番走りやすいのが薄い青色、次に緑、黄緑、橙色となっていまして、一番走りにくい道は赤で塗られています。
また、渋滞情報や事故危険個所、交差点間の距離、道の駅の場所などが、すぐに分かるようになっています。
さらに、国道や県道の色分けと合わせ、大規模林道や広域農道など、それに主要な市町村道の情報も表記されています。
この他、県内の主な観光地の場所の表記や、主な渋滞ヵ所も分かるようになっています。
「道路の走りやすさマップ」は人気で、印刷されたものはすでになくなってしまい、もう手には入らないとのことですが、ホームページで紹介されていますので、興味を持たれた方は、国土交通省 高崎河川国道事務所のホームページで詳しくご覧になって下さい。
道路関連では国土交通省では、この他に「道路時刻表」(=国道のある地点から、ある地点までの所要時間が分かる冊子)も作成していますので、この「道路の走りやすさマップ」と併用すると便利かも知れません。
富岡市のラジオネーム「世界遺産」さん、わかっていただけたでしょうか。
これからのゴールデンウィークなどでの、お出かけの参考にしていただければと思います。
知ットクかわみちサイト、今日は質問にお答えして、「道路の走りやすさマップ」についてお送りしました。