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地域づくり・交流

知っトク!かわみちサイト─2007年2月13日放送
「IT防災訓練」について

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市川アナ
市川

みなさんこんにちは!市川まどかです。 この時間は、私たちの生活に深い関わりを持つ河川や道路にスポットをあててお送りしてまいります。

今日は先月25日に県内の関係機関で実施された「IT防災訓練」についてご紹介していきます。

みなさんは災害時どのような方法で情報を手に入れますか。今まではテレビ、ラジオなどが主な情報源だったと思いますが、最近はインターネットや携帯電話などでも簡単にリアルタイムで情報が得られるようになってきましたよね。

このような「IT」技術を使って防災訓練を実施したのがIT防災訓練です。

訓練は、国土交通省関東地方整備局管内の群馬ブロックで国・地方公共団体・民間企業などの参加により浅間山噴火を想定し、先月の25日に特にITに絞って実施した訓練です。

参加機関は、国土交通省利根川水系砂防事務所・高崎河川国道事務所・長野国道事務所、前橋気象台、群馬県、中之条土木事務所、長野原町、嬬恋村、NHK前橋放送局、群馬テレビ、そしてエフエム群馬も参加しました。

訓練の目的としては

  1. 関東地方整備局が整備してきた公共情報通信基盤(光ファイバーのことです)が災害時にどのように活用が図れるか実証する。
  2. 本訓練を活用し、防災関係機関に限らず、地域の様々な団体と防災面から連携を広げる。
  3. 防災訓練を通じて防災面から整備すべき情報技術の可能性を探る。
  4. 訓練を通じて関東広域情報ネット構想を推進させる。

です。

この訓練は、平成12年度に関東地方整備局において、全国で初めて実施し、今回で8回目になります。

現在は活動が落ち着いていますが、平成16年9月1日には浅間山が21年ぶり噴火し、活動レベルが3になり、付近の道路も通行規制が行われました。日本でも有数の活火山である浅間山。今回も浅間山の噴火を想定して訓練を実施しました。

 

訓練の内容としては、画像による情報収集として

  • 関係機関への浅間山監視CCTV映像配信
  • 浅間山監視カメラ及び道路管理映像を利用した降灰状況等の状況把握
  • 気象情報一斉メールの活用
  • カメラ付き携帯電話による被災情報収集

情報の共有化として

  • インターネット上の掲示板による情報共有化

情報配信として

  • ホームページによる情報配信

を行いました。

 

訓練により、浅間を取り囲むように設置した5地点のカメラ映像により噴煙のながれる方向など確認できたほか、防災掲示板により各機関の体制や被害状況、避難状況など確認できました。

また、参加した機関の意見としては、

  • 「訓練の時間経過とともに各地の状況が刻々と伝わってきた。具体的な降灰の厚みや、道路状況等の写真がとても効果ある。」
  • 「救助や、報道のために現場に向かうための情報として関係機関が利用することにもなると思います。また、それぞれの場面で地域住民の避難状況や動きなども具体的に入力していただければ安全情報、エリア情報の把握に役立つと思います。」
  • 「今回で2回目ですが、回数を重ねていくことで「いざ」というときの冷静な対応、情報収集、情報提供が出来ると思います。前回以上の訓練が行えたと思います。」

などがあり、実践に生かしていける内容であることも確認できました。

知ットクかわみちサイト、今日は先月行われた「IT防災訓練」についてお伝えしました。

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