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地域づくり・交流

知っトク!かわみちサイト─2007年1月9日放送
「交通安全見える化プラン」について(その2)

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洲永係長(左)と市川アナ(右)
ゲスト
高崎河川国道事務所 道路管理第二課
洲永 美秋 係長
市川

みなさんこんにちは! 市川まどかです。この時間は、私たちの生活に深い関わりを持つ河川や道路にスポットをあてて、お送りしています。きょうは先週に引き続き、スタジオに国土交通省高崎河川国道事務所道路管理第二課の交通対策係長の洲永美秋(すなが よしあき)さんにおいで戴きました。現在国土交通省で進められている「交通安全見える化プラン」についてお話を伺ってまいります。洲永さん、よろしくお願いいたします。

洲永

よろしくお願いします。

市川

さて先週は「交通安全見える化プラン」の最初の対策箇所として、国道17号群大病院東交差点が選定されたことをご紹介しました。今日は実際に対策される内容などについて伺っていきたいと思います。洲永さん、どのような取り組みから行われたのでしょう。

洲永

はい。まず交通事故対策の整備にあたり、地域の方々に現地の群大病院東交差点に集まっていただき、いろいろな意見を聞きました。地元自治会長、敷島小学校校長、群馬県、前橋市、前橋警察署のみなさん、また、学識経験者として前橋工科大の湯沢教授にも参加していただきました。

市川

地元のみなさまの意見を聞きながら進める。大切なことですよね。今までは実施されていなかったんですか。

洲永

そうですね。このような部分的な交通事故対策については警察署等行政とは行っていましたが、一般の方の意見を現地で聞くことはなかなか無かったと思います。

市川

実際にどのような意見が出されたのでしょう。

洲永

はい。敷島小学校の校長先生からは「通学路であるので児童が安全に登下校できるように」、また、自治会さんからは、近くに保育園があることや高齢化が進んでいるため「横断歩道の信号機に音がながれるようにしてほしい」や「歩道橋の階段をエスカレーターにできないか」などのご意見をいただきました。

市川

地元の意見がでますよね。参加された方の反応はいかがでしたか。

洲永

「調査現場に立ち会えてよかった。開かれた道路管理をこれからも続けてほしい」などの声をいただきました。

市川

好評だったんですね。実際の事故の原因はどのような内容が多いんですか。

洲永

事故の原因としては主に3点が考えられます。まず、スピードの出し過ぎによる追突事故が多く、平成13年から16年の4年間で18件発生しています。また、交差点が大きく右折距離が長いため右折事故が3件、歩道橋の階段で歩行者が見通せないための左折事故が4件発生しています。

市川

追突事故が18件。多いですね。みなさんスピード出し過ぎですよね。こういった事故対策はどのようなものになるのでしょう。

洲永

追突事故の抑止対策としては、減速や追突注意の路面表示を交差点手前に設置します。これは区画線で幅員をせまく見せ、減速させる効果があります。また、右左折事故の抑止対策は停止線や横断歩道の位置変更による交差点のコンパクト化、「歩行者注意」の標識の設置など実施する予定です。

市川

工事はいつ頃から行われるんです。

洲永

いただいた意見もふまえ、来月から実施する予定です。

市川

この対策により交通事故が少なくなるといいですね。参加された方の反応はいかがでしたか。

洲永

そうですね。ただ交通事故を防ぐにはこういった対策だけでは防げませんので、クルマを運転する方の安全に対する注意をお願いしたいですね。

市川

今後の「交通安全見える化プラン」はどのように進められますか。

洲永

はい、残りの対策必要箇所のうち、高崎河川国道管内の国道23箇所について、今年度中に対策を実施する予定です。

市川

洲永さん、有り難うございました。

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