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地域づくり・交流

知っトク!かわみちサイト─2006年12月12日放送
高崎安中拡幅整備効果について(その1)

FMぐんまロゴマーク
明石係長(左)と市川アナ(右)
ゲスト
高崎河川国道事務所 工務第一課
明石 英隆 係長
市川

みなさんこんにちは! FMぐんまの市川まどかです。この時間は、私たちの生活に深い関わりを持つ河川や道路にスポットをあててお送りしています。きょうはスタジオに国土交通省高崎河川国道事務所工務第一課の工務係長の明石英隆(あかし ひでたか)さんにおいで戴きました。きょうは今年6月〜9月にかけて開通した国道18号高崎安中拡幅についてお話を伺ってまいります。明石さん、よろしくお願いいたします。

明石

よろしくお願いします。

市川

それではまず高崎安中拡幅事業について教えていただけますか。

明石

はい。高崎安中拡幅事業は、国道18号の高崎市上豊岡町(ちょうど高崎環状線と国道18号の交差点〈上豊岡町〉)から安中市安中4丁目(県道安中榛名湖線と国道18号の交差点〈城下〉)間に、計画された延長6.0kmのバイパス及び現道拡幅(現在の道を広げる)事業です。

市川

国道18号はスキーなど長野方面に行くときによく使いましたが、むかしは高速もなくて渋滞がひどかったですよね。

明石

そうですね。この高崎安中拡幅の計画は、首都圏と上信越を結ぶ長距離交通のほか、軽井沢をはじめスキー場や温泉地などへの各種観光交通、また、高崎・安中両市と関連地域を連絡する地域交通の増大によって渋滞が発生していました。こうした状況を改善するために平成7年に高崎市上豊岡町から安中市板鼻までを現道拡幅、平成9年に安中市板鼻から安中市安中四丁目までの3.2kmを2車線でバイパス整備しました。

市川

バイパスが出来てずいぶん便利になりましたよね。

明石

そうですね。ですが、交通量も増加したためバイパス区間では渋滞が発生していました。参考までに、H17年の交通量調査では安中市板鼻で約45,000台/24hの交通量がありました。

市川

たしかこの区間は、この番組でも何回か紹介している「道路見える化計画」のなかの、「渋滞見える化プラン」で移動性向上を図るべき代表的な箇所にも選定されていましよね。

明石

さすがは市川さんよくご存知ですね。「道路見える化計画」とは、県民の皆様のご理解が得られるよう、全国共通の指標だけでなく、地域の実情を踏まえ、道路の現状などを示す様々なデーターから問題・課題を「見える」ようにし、最適な方法で重点かつ効率的な道路行政を進める計画です。

市川

そうでした。アンケートも実施しましたよね。

明石

はい。群馬県内の国道、県道について、「渋滞」「交通安全」について着目し、「群馬県域移動性・安全性向上検討委員会」の有識者による審議及び、県民のみなさまにアンケートを実施しその結果を経て、移動性の向上を図るべき箇所として39箇所、安全性の向上を図る必要がある箇所として34箇所を選定しました。今回開通した区間もこの内の一つになります。交通渋滞を緩和し、道路交通安全確保を目的にバイパスの4車線化が計画されました。

市川

工事はいつ頃から始められたのでしょうか。

明石

平成14年度より4車線化工事に着手しました。そして、今年の6月に岩井交差点より高崎側の1,100mを、9月に岩井交差点より長野県側の1000mをそれぞれ4車線供用しました。全体の計画としては、延長の72%(4.3km)を4車線で完成することとなりました。

市川

残念ながら今日は、お別れの時間となってしまいましたので「高崎安中拡幅」の整備効果などについては、また来週のこの時間にお話し戴きたいと思います。明石さん、有り難うございました。

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