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地域づくり・交流

知っトク!かわみちサイト─2006年10月24日放送
「道路の走りやすさマップ」について

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市川アナ
市川

みなさんこんにちは! 市川まどかです。この時間は、私たちの生活に深い関わりを持つ河川や道路にスポットをあててお送りしています。

きょうは「道路(みち)の走りやすさマップ」をご紹介します。

みなさん秋の行楽シーズン、紅葉狩りやドライブなど車で出かける機会が多くなってきましたよね。ちょっと近道と思って入った道路が、とても狭くまたカーブが連続していて、とても走りにくく運転に疲れてしまった経験などありませんか? そんなときにとても役立つ地図が今日紹介する「道路の走りやすさマップ」です。

このマップは国土交通省が、道路の幅やカーブの大きさ、勾配等の視点から、道路の走りやすさをランク付けした、新しいタイプの道路地図(お試し版になりますが)です。現在の道路地図では、国道や県道、市道など道路の種類で分類色分けされたものが多く、目的地までの経路を調べる際、急カーブや急勾配などは、地図上の地形や道路の線形から判断するしかありませんでした。そのため、実際に走ってみると、国道よりも県道や市町村道、大規模林道や広域農道の方が走りやすいといった経験はございませんか。そこで、観光交通の支援や道路評価を目的として、道路利用者の視点に立った“走りやすさ”が一目で分かる「走りやすさマップ」を作製しました。

走りやすさマップの特徴は、道路の「走りやすさ」について、道路の幅、カーブの大きさや多さ、車道と歩道が分離されているかなどにより、6ランク別に色分けして表示。主な渋滞ポイント、事故危険箇所、通行規制区間、道の駅など、「走りやすさ」と関連の深い情報を明記。国道や県道に加えて利用すると便利だと思われる主要な市町村道なども対象にしているということです。

走りやすさの6ランクの分類は、M・S・A・B・C・Dとなっていまして、Mは自動車専用道でスムーズな走行ができるところになり、高速道路が該当となります。そしてSからDにうつるにしたがい、とても走りやすいから走りにくい、へとランク分けされます。

マップ作成にあたっては、人工衛星を利用して計測できる調査車輌(プローブカーといいます)を実際に走行させ、走行速度や車体にかかる重力を観測し、カーブの大きさや多さを調査しました。また、市街地の道路では「歩道と車道の分離状況」「歩道が設置されているか」「歩道の幅が十分あるか」などを調査してランク付けしました。

こうした特徴を持つ、「走りやすさマップ」お試し版は全国で作成されており、群馬県版も完成しています。高崎河川国道事務所では、多くの方々にこのマップを利用していただき、実際に走行した感覚との違いやマップに必要な情報などについてご意見を募集しています。より良い「走りやすさマップ」に改善し、道路利用者のみなさまに提供していたいと考えております。ご協力下さいますようお願い致します。

「走りやすさマップ」は自治体、道の駅、SA・PAなどで入手できます。詳しくは国土交通省高崎河川国道事務所調査課、電話 027(345)6039までお問い合せ下さい。

さて、それでは今日の「知っトク マメ知識」です。先ほど「プローブカー」により調査を実施したとのことでしたが、この「プローブカー」とはどういったものでしょうか?

それでは、「知っトク先生」に聞いてみましょう。

「知っトク先生」!!

先生

はい、説明しましょう。プローブカーとは、飛行機に搭載されている「フライトレコーダー」の自動車版です。自動車に搭載したGPS機器が、人工衛星から時刻や緯度・経度などのデーターを受信して、自分の位置が分かる他、走行速度や車体にかかる重力が観測できます。

市川

他にも利用されているのでしょうか?

先生

前橋市街で試行運用されている、バスの到着時間などが携帯電話で確認できる、「バスロケーションシステム」にも利用されています。

市川

なるほど、いろんな所で利用されているんですね。

知っトク先生の「知っトク マメ知識」でした。みなさんも知っトク先生に聞きたい疑問や質問を番組あてどしどしお寄せ下さいね。

知っトクかわみちサイト、今週は「道路の走りやすさマップ」をご紹介しました。

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