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地域づくり・交流

知っトク!かわみちサイト─2006年10月3日放送
「河川の管理」について(高崎出張所編)

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市川アナ
市川

みなさんこんにちは! 市川まどかです。この時間は、私たちの生活に深い関わりを持つ河川や道路にスポットをあててお送りしています。

さて今日は、この番組で何回か紹介してきた国土交通省高崎河川国道事務所の出張所紹介シリーズの5回目、高崎出張所を紹介します。県内の17・18・50号の国道の維持管理とバイパス等の建設、神流・烏川など河川管理を行っている高崎河川国道事務所には6つの出張所があります。

6つの出張所は、高崎出張所、碓氷出張所、前橋出張所、沼田維持修繕出張所、桐生国道維持出張所、渋川国道出張所となっていまして、これまで沼田・碓氷・前橋・桐生出張所と紹介してきました。今日は高崎河川国道事務所で唯一の河川を管理している、高崎出張所について紹介します。

高崎出張所は昨年の12月に高崎市の常盤町から事務所のすぐ近く東町に移転されました。今一番新しい建物です。

高崎出張所は、昭和23年2月に国道17号のバイパスを施工するため開設されました。その後新町にあった出張所を吸収して、烏・神流川改修工事を施工し昭和38年この工事が竣工され、その後 維持工事、災害工事等を担当しています。

管理している区間は、利根川との合流点から上流19kmまでの烏川と、その支流神流川11.6km、鏑川3.0km、碓氷川0.8kmの合わせて34.4kmと、矢木沢ダム、奈良俣ダム、下久保ダム区間48.49kmの合計82.89kmを担当しています。

出張所の主な仕事は、堤防が無いところや、高さが不足している箇所での築堤工事、堤防・護岸・排水樋管など河川管理施設の維持補修、流量・雨量・水質などの調査、防災情報の提供など河川に関する幅広い内容となっています。

中でも防災情報のひとつとして昨年の10月に作成された「浸水想定区域図」は出張所でも見ることが出来ます。これは、昨年5月に改正された水防法に基づいて作成されました。公表しました浸水想定区域図は、高崎河川国道事務所で管理している区間のうち、洪水予報の指定河川となっている烏川と鏑川、水位情報周知河川となっている碓氷川について、計画で想定している洪水が発生して、万が一堤防が破壊された場合の浸水が想定される区域や、浸水した場合の水深などを示した地図です。

最近は、全国的に河川の氾濫による浸水被害が多発しています。幸い群馬県では大きな被害は起きていませんが、いつ起きても不思議ではありません。浸水想定区域図はそういった被害を事前に少しでも少なくするために、堤防整備などのハードでの対策とともに、ソフト対策を重視した一環として作成したものです。

この「利根川水系烏川・鏑川・碓氷川浸水想定区域図」は、県内では高崎出張所のほか、高崎河川国道事務所河川管理課、高崎河川国道事務所のホームページでもご覧戴けます。どうぞ お早めにチェックしてください。

さて、それでは今日の「知っトク マメ知識」です。堤防は川をはさんで左右にもうけられます。これを「左岸」、「右岸」と呼びますが、さてどちらから見て、左右を決めているでしょうか? それでは、「知っトク先生」に聞いてみましょう。

「知っトク先生」!!

先生

はい、それでは説明しましょう。川の左岸・右岸は、川の流れの方向(下流)に向かって左側を「左岸」、右側を「右岸」と呼びます。また、堤防に対して水が流れている側を「堤外地」、堤防によって保護されている住居や農地が位置している側を「堤内地」といいます。一般的な感覚とは内外逆に思うかもしれませんが、人家のある土地を堤防で囲って護るという考え方から生まれた呼称です。

市川

なるほど。堤防はみんなの生活を守る大切な施設なんですね。

知っとく先生の「知っトク マメ知識」でした。みなさんも知っトク先生に聞きたい 疑問や質問を番組あてどしどしお寄せ下さいね。

知っトクかわみちサイト、今週は高崎市東町にある「高崎出張所」をご紹介しました。

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