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地域づくり・交流

知っトク!かわみちサイト─2006年9月5日放送
防災について(水害その2)

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深沢技術副所長(左)と市川アナ(右)
ゲスト
高崎河川国道事務所
技術副所長 深沢 正彦
市川

みなさんこんにちは! FMぐんまの市川まどかです。この時間は、私たちの生活に深い関わりを持つ河川や道路にスポットをあててお送りしています。きょうも先週に引き続き、国土交通省高崎河川国道事務所の深沢技術副所長に、おいでいただきました。深沢さん、よろしくお願いいたします。

さて、先週は防災のための備えについてお話をしていただきましたが、今週も防災のお話を伺いたいと思います。今は台風のシーズンにあたっているわけですが、天候異変の影響でしょうか、海外の水害のニュースもよく聞かれます。日本では水害の備えはどうなっていますか。

深沢

はい、日本はよく災害列島といわれます。台風をはじめ、局地的な集中豪雨など、水害が起こる要因がたくさんあります。そこで高崎河川国道事務所では、洪水を防ぐため、堤防や護岸の整備などを行っています。

また、河川の上流部に多量の雨が降り、河川の水位が大幅に上昇する恐れのあるときは、水防活動の目安となる「水防警報」の発表、また、気象庁と共同で、住民の方々の避難の目安となる「洪水予報」の発表などを行いまして、水害の防止に努めています。

洪水の起こる原因を取り除き、極力洪水を起こさせない。あるいは洪水時に災害を未然に防ぎ、被害を最小限に食い止める。こうしたことが「水防」ということになります。

市川

水害への備えは普段からやられているということですね。備えは万全と考えてよろしいでしょうか。

深沢

はい、想定できる範囲内では「大丈夫」といっても過言ではないと思いますが、ただ、相手は「自然災害」ですので、絶対ということはありません。皆さん一人ひとりがいざという時に備えて、普段から避難場所の確認をして置くことや、避難勧告や避難命令が出たら、すぐに行動できるよう準備しておく必要があると思います。

市川

そうですね、自分の身は まず自分で守ることが基本ですからね。それから、深沢さん、私たちは生活の中では飲料水をはじめ、河川やダムとは深いつながりを持っているわけですが、反面、川やダムのことなど余り良く知らない、わからないという方も少なくないのではないかと思います。そうした、県内の川やダムのことについてもっと知るためには、何か方法はありますか?

深沢

はい、毎年国土交通省では、5月の水防月間の各種イベント、利根川水系水防演習、それにダムの見学会などの催しを開催しています。皆さんも機会を見つけてこうしたイベントに参加していただき、普段から川やダムについて、もっと詳しく理解していただければと思います。

市川

また、いざ災害が発生してしまった時などに、好奇心旺盛に水量の増した河川を見に行ったり、危険箇所の近くへ行ったりすることは絶対にやめていただきたいですよね

深沢

その通りです、まず災害が起こりそうな場合、一番安全なところに避難する注意も必要ですし、災害が発生した時には 二次災害に巻き込まれないよう細心の注意をはらって、速やかに安全な行動をとる。こうしたことが災害から身を守る上で大変大切なことだと思います。

市川

それには、いつも災害情報に耳を傾ける努力も必要と言えますね。はい深沢さん、有り難うございました。

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