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地域づくり・交流

知っトク!かわみちサイト─2006年8月29日放送
防災について(水害その1)

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深沢技術副所長(左)と市川アナ(右)
ゲスト
高崎河川国道事務所
技術副所長 深沢 正彦
市川

みなさんこんにちは! FMぐんまの市川まどかです。この時間は、私たちの生活に深い関わりを持つ河川や道路にスポットをあててお送りしています。国土交通省高崎河川国道事務所の深沢技術副所長に、お話を伺ってまいります。深沢さん、よろしくお願いいたします。

さて、9月1日は『防災の日』。県内はもとより全国各地で防災訓練やシンポジウムなどが数多く開催されます。そこで今日は、河川の管理をされている高崎河川国道事務所の水害対策について、伺ってまいります。「防災」といえば、県民の皆さんが安心して暮らすために大変重要なことですが、深沢さん、こうしたいわゆる危機管理はどの様に行われているのでしょう?

深沢

はい、高崎河川国道事務所では皆さんの生活をより安全なものにするために、降雨情報や河川の水位情報などをインターネットなどで随時発信しています。また、災害現場の情報収集や情報提供、また、高崎河川国道事務所のホームページにより映像配信するなど、24時間体制で監視しています。

市川

私たちは普段気付きませんが、国土交通省高崎河川国道事務所では、いつでも 災害の発生や予防に目を光らせていてくれる分けですね。情報や映像配信をされているということですが、実際にそうした情報を私たちがキャッチできる場所はありますか?

深沢

はい、JR高崎駅東口側に設置されている電光掲示板や県内の「道の駅」などで、そうした情報を発信しています。これからは台風シーズンとなっています。特にこうした情報に注意が必要です。大雨などの際には重要な情報となりますので、普段から避難場所の確認等をして置くことをオススメします。

市川

これから、本格的な台風シーズンということで、特に降雨の影響による洪水などに注意が必要となりますね。台風への備え、どんなことをされているんでしょう。

深沢

国土交通省では台風に備えて、洪水を防ぐための堤防や護岸の整備などを行っているほか、気象庁と共同で、住民の方々の避難の目安となる「洪水予報」の発表を行うことになっています。

さらに、各市町村が組織する水防管理団体と連携をとりながら、イザという時に水防活動が迅速に行えるように備えています。ちなみに水防管理団体は全国に2500程あり、それぞれが水防団や消防団などを統括して水防活動を行うことになっています。

市川

全国の各市町村の水防団や消防団などが、いざというときには活躍してくれるということですが、私たち個人個人が台風などに備えて出来ることはありますか?

深沢

はい、水害から身を守って行くためには、一人ひとりが水害に対して関心を持ち、イザというときに備えて日頃から準備しておくことが必要です。

市川

例えばどんなことをしておけば良いのでしょう。

深沢

はい、「浸水想定区域図」というものを当事務所の管理する烏川・鏑川・碓氷川で、平成17年度に公表しました。これは台風や大雨の時に浸水するおそれがあるところを想定し、注意していただくために作成しました。烏川上流域に3日間でおよそ380ミリの雨が降ったことを前提として、烏川などが氾濫した場合に想定される、浸水の状況をシミュレーションしたものです。こういうものを見るとより危険性が認識されると思います。

市川

今年の梅雨の時期にも多くの雨が降りました。380ミリの雨は全国的に見ると、特にめずらしくありませんよね。

深沢

そうですね。そして、日頃から天気予報や注意報に関心を持つこと。避難場所、避難経路を確認しておくこと。緊急時の携行品をひとつにまとめて、準備しておくこと。などが、必要と思います。

市川

これから雷雨などによる増水も心配されますし、台風シーズンも控えています。この機会にもう一度身の回りを見直してみる必要がありそうですね。

深沢さん、有り難うございました。

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