みなさんこんにちは! FMぐんまの市川まどかです。この時間は、私たちの生活に深い関わりを持つ河川や道路にスポットをあててお送りしています。前回に引き続き、きょうも、国土交通省高崎河川国道事務所の調査課長 塩谷正広さんに、おいでいただきました。塩谷さん、よろしくお願いいたします。
塩谷さん。先週の放送で、国土交通省高崎河川国道事務所が進めている「群馬県域移動性・安全性向上検討委員会」の取り組み、「道路見える化計画」について伺いました。県内の道路が抱える「走りにくさ」や「安全性の問題」などについてアンケート調査を行ったということでしたね。
はい、各種のデータに基づき移動性向上を図るべき箇所「渋滞見える化プラン」として39箇所の抽出。安全性向上を図るべき箇所「交通安全見える化プラン」として34箇所の抽出した各箇所について、ハガキとホームページのアンケートを実施しましたところ、合わせて1,524人の方から回答を頂きました。
実際に道路を利用されている皆さんからはどの様な意見が寄せられましたか?
はい、移動性向上を図るべき39箇所及び、安全性向上を図るべき34箇所について、6割を越える方々から「実感と概ね合っている」と回答。また、「移動性向上」「安全性向上」のこの様な取り組みについて7割の方々が「ぜひ進めるべき」との回答をいただいております。
まさに、検討委員会で議論され、抽出された箇所について、アンケート結果で裏付けられた形ですね。
はい、その他の回答・意見についても、道路利用者が「移動性が損なわれている」と感じる要因は何かという問いには、7割以上の方が「冬期の路面凍結」を上げていますし、「急カーブやカーブの連続」を上げた方も6割いました。ついで「交差点の混雑」という方が多くなっています。また、「安全性が損なわれている」と感じる要因は何かという問いには「見通しが悪い箇所」が4割、「交差点での右折」が4割弱、それに「冬期積雪時の運転」に関しても回答者のおよそ半数のかたが指摘しています。
なるほど。お話を伺っていますと、何となく群馬の道路事情が見えてくるような気がしますね。
はい、こうした結果からデータに基づいた課題、対策内容と整備効果を道路利用者の皆様に「見える化」して、効率的な道路行政をすすめてまいりたいと思います。
塩谷さん、有り難うございました。